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全日本ロードレース選手権J-GP2

文部科学大臣杯 2015 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦スーパーバイクレース in もてぎ
主催:ツインリンクもてぎ(4.801km)

決勝レポート
開催日:2015-5/31
天候:晴 コース:ドライ
●観客:土曜日:5,000人 日曜日:6,800人
 
高橋裕紀が今回も圧勝! 開幕2連勝を達成!!

 2015年の全日本ロードレース選手権シリーズJ-GP2クラスの第2戦が栃木県・ツインリンクもてぎで開催された。本大会はMoto2に合わせて19周と昨年より6周多い周回数で争われる。午後1時、路面温度は49度まで上昇するコンディションの中で決勝レーススタート!

 予選3番手の岩田悟が抜群のロケットスタートを決めてホールショットを奪う。高橋裕紀は得意とするスタートでホールショットを獲れず2番手で1コーナーをクリア。「岩田選手、生形選手、関口選手までも"殺気を感じるぐらいのものすごい進入"だった」とレース後にコメントするほどだった。3番手に生形秀之、予選6番手の関口が4番手で2コーナーを立ち上がる。続く3コーナーへは、生形はインから、岩田と高橋はアウトから生形、高橋、岩田の順で進入。生形がやや失速し、接触しそうになった高橋がアクセルを戻したことから4コーナー立ち上がりでは、岩田、生形、関口、そして高橋の順となる。しかし5コーナー進入で関口をとらえた高橋が3番手に復帰してファーストアンダーブリッジを通過する。ヘアピン進入では高橋がアウトから生形に、かぶせクロスラインからパスして2番手浮上。直後のダウンヒルストレートでから90度コーナーの進入では生形が高橋のインを突くもののアウトに膨らみ高橋をかわすことができない。オープニングラップは、岩田、高橋、生形、関口、予選8番手の井筒仁康が5番手、日浦大治朗、上和田拓海、石塚健、渥美心、佐藤太紀のトップ10。2周目の1コーナーでは、高橋が岩田のインを刺してトップに浮上。ここから高橋はペースを上げ、岩田、生形との差を広げて行く。これを追いたい岩田だったが、その直後のV字コーナーでフロントからスリップダウン、戦列から離れてしまう。

 高橋は早くも2周目にただ一人1分53秒台に入れる1分53秒514、3周目には1分53秒279と、昨年高橋自身がマークしたファステストラップ(1分53秒338)を上回り、予選後にコメントしていた「昨年の自分のタイムを塗り替える」を実践した。3周目の1コーナーでは7番手を走っていた石塚と上和田が接触転倒、共にリタイアとなるアクシデントが発生する。

 トップ高橋はコンスタントに1分53秒台で周回、5周目には2番手生形に5秒もの差をつけてひとり旅となる。その生形も後続の3位争いグループに2秒459秒の差をつけて単独走行となる。

 その後方、3番手争いをしている井筒、日浦、関口のサードグループの闘いが激しくなった。4周目の第5コーナーで日浦が井筒をパス、3番手に浮上する。ここで関口が少しずつ遅れ始める。日浦はベテラン井筒、関口を引っ張りながら周回を重ねるが、12周目に井筒が日浦をかわして再び3番手に浮上する。関口は日浦の後方2秒2に位置していた。

 トップひとり旅となった高橋だが、その後も攻め続け12周目には1分53秒226のファステストラップをたたき出す。そのまま毎周約1秒ずつ後続との差を広げながらラスト2周には17秒151もの大差をつけてファイナルラップに突入、ぶっちぎりの独走で2連勝を飾った。

 一方、単独2番手走行をしていた生形に、井筒がひたひたと近づいてきた。それまで1秒以上空いていた間隔が16周目にはコンマ5秒を切り、確実に生形の背中をとらえるようになった。これについていきたい日浦だったが井筒に離されてしまう。しかし井筒の追撃もここまで、生形が2位でチェッカー、井筒は3位表彰台を獲得、4位には前戦同様日浦が入る。以下、5位関口、6位渥美、7位星野、8位佐藤、9位長尾健吾、10位岩崎哲郎のトップ10であった。

 

表彰台
 
優勝/#1 高橋 裕紀 MORIWAKI RACING
『今回はスタートからホールショットを奪うといういつもの展開ができず、序盤は転倒をしないようにしっかりとペースを守ることを心がけました。気温・路面温度が上がってくればブリヂストン勢のタイムが上がってくるのは分かっていたのでなるべく早く序盤の混戦から抜け出して行けるように集中しました。ダンロップさんも保つタイヤを用意してくれたので「昨年のレースアベレージタイムを超えたい」と言っていた事は実現できたと思います。今回の2連勝は(チャンピオンシップの上で)大きな意味を持ちます。自分自身のレベルをもっともっと上げて勝ち続けたいと思います。結果としてJ-GP2クラス全体のレベルも上がってくれればうれしいです』
 
2位/#2 生形 秀之 エスパルスドリームレーシング
『序盤、高橋選手の前に出られたことはよかったのですが、その後にかわされ、高橋選手のペースアップについて行けませんでした。今日は完敗です。高橋選手を追い詰められるようなスピードまで上げられるように、とにかく頑張ります』
 
3位/#11 井筒仁康 WILL-RAISE RACING RS-ITOH
『開幕前にケガをしてしまい、開幕戦(オートポリス)はチャンピオンシップを考えてポイントを取ることに目的を絞り13位に入りました。このレースウイークはトラブルが続いてしまい、朝のウォームアップ走行でエンジンが壊れてしまい急遽エンジンを載せ替えてぶっつけ本番レースになってしまいました。高橋選手の勝ちパターンである、1周目から逃げるのを自分達が全力で防がなくてはならないのにできませんでした。また、今回10代の若いライダー達が(自分の)周りにたくさんいて、彼らの前で走ってレースの組み立て方や走り方を見せられたので、自分の役目を果たせたのではないかなと思います。開幕戦のケガを考えれば2戦目にして表彰台まで戻ってこられたので、ここからは優勝を狙ってシリーズチャンピオンをも狙っていきたいと思います』
 
レース序盤のトップ争い
レース序盤のトップ争い
 
3位争い
日浦大治朗、井筒仁康、関口太郎の3位争い
 
高橋裕紀
高橋裕紀
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita(c)
 
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