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MOTO NEWS 2021 MFJ モトクロス全国大会開催

【2021 MFJ モトクロス全国大会開催レポート】

開催日:2021年8月1日(日)

会場:宮城県・スポーツランドSUGO

開催クラス:NA/NB/ジュニアクロス、キッズ65/チャイルドクロス(承認)

 

■天候に影響されながらも、山崎巧也選手が2ヒートを制して日本一

各地方選手権で活躍する国内ライダーを対象としたモトクロス全国大会。対象クラスにて優勝すると2階級特進の権利を得られるなど、アマチュアライダーの登竜門となり、現在全日本などで活躍中のライダーたちの多くも同大会を経験している。なお、例年はランキング上位のみの選手が出場できるのだが、今年は新型コロナウイルス感染症再拡大の影響で、対象ライセンスを所有していれば誰でもエントリーできるフリーエントリー制を採用した。

開催したのはNA、NB、ジュニアクロス、承認となるキッズ65とチャイルドクロスの5クラス。会場はアップダウンがあり、30度超えの斜度がある”大坂”など、変化に富んだモトクロスコースを持つスポーツランドSUGO。当日は午前中こそ快晴だったものの、午後からは一時土砂降りとなりコースも一変。そのため、名物の大坂はカットとなった。その状況のなか、同大会最高峰クラスとなるNAでは、14歳の山崎巧也選手が2レースともを制し、総合優勝を飾った。

 

【NAクラス】

国内A級ライセンスを持つライダーたちが出場するNAクラス。レース1、オープニングラップをトップで戻ってきたのは#30/山﨑巧也選手。そのあとを#7/飯沼泰裕選手、#65/佐野壮太選手らが追う。2ラップ目に入ると2位に佐野選手が浮上するが、チェッカーまで山﨑選手がトップをキープして優勝した。大会最後のレースとなったレース2。大雨の影響でコースは非常に困難な状況となったが山﨑選手がレース2も制した。総合優勝は山﨑選手、総合2位は佐野選手、総合3位は#118/秩父亮奈選手。

【NBクラス】

スタート直後の第1コーナーにて数台が転倒したレース1。#87/村岡 仁選手が2位に約15秒の差をつけてトップを走るものの、4ラップ目に#27/酢崎友哉選手が逆転。その後は酢崎選手がレースをリードしたが、その後ろに迫っていた#18/深澤 翼選手がファイナルラップで酢崎選手を抜き、深澤選手がレース1を制した。コースに水がたまるほどの雨が降り続くなか、レース2を制したのも深澤選手で総合優勝を果たした。総合2位は#94/篠塚一颯選手、総合3位は酢崎選手。

【ジュニアクロス】

#62/藤井 武選手がホールショットを奪いレースをリード。チェッカーまでトップを譲ることなく藤井選手がレース1を制した。2位には#951/藤本琉希亜選手、3位に#15/佐野光希選手が入った。マディとなったレース2は佐野選手が優勝、2位に#22/住友睦巳選手、3位は藤井選手で、佐野選手が総合優勝を飾った。総合2位は藤井選手、3位は藤本選手。

 

【キッズ65】

20台が出場し、オープニングラップでトップ集団にいた数台が転倒するといった場面もあった承認クラスの一つ、キッズ65。#8/外間 匠選手がレースをリードしながらも、#252/芳賀慎太郎選手がそのすぐ後ろに迫る。最終ラップまでそのトップ争いは続いたが、ゴール間近で芳賀選手が残念ながら転倒。外間選手が勝利した。2位は芳賀選手、3位は#246/福田燈人選手。

【チャイルドクロス】

承認クラスのチャイルドクロス。オープニングラップから#24/安藤龍太郎選手がトップをキープ。その後を追う#72/中村夏乃選手、#88/斎藤颯天選手、#823/目黒結翔選手などが果敢に攻めるがバッグマーカーに狭間れなかなか差は縮まらず。安藤選手が終始安定した走りをみせ、トップでチェッカーを受けた。