ロードレース JP250クラス規則の追加について
2023国内競技規則書「付則11 JP250技術仕様 7-3 レースのために変更、改造、チューニングが許可される部分」項について 下記規則の追加を行います。規則の施行は、7月12日からとします。
1.NinjaZX-25Rのエアファンネルに関する追加規則
内容: 赤字部分 付則11 JP250技術仕様 7-3-29-2-1項として規則の追加とする。
7-3-29-2-1 エアクリーナーボックス、ラムダクトおよび吸気ダクト、エアファンネルをMFJが公認した車両の状態に維持しなければならず、 変更または改造は許可されない。エアフィルター・エレメントは変更または改造、あるいは取り外すことができる。 フェアリングの変更は認められるが、エアダクト取り入れ口の位置、形状、面積はMFJが公認した車両の状態を維持しなければならない。
※ NinjaZX-25Rの公認車両に装備されている、カウルとラムダクトの間に取り付けられているゴム製ラムダクトシールは、カウルの一部と見なし取り外すことが認められる。※ NinjaZX-25Rのラムダクトのエアクリーナー側出口の先端を加工(カットのみ可)して、ダクト出 口径を公認車両(量産)の直径(内径)32mmから直径(内径)45mm以内に拡大することを許可する ※ NinjaZX-25R新旧公認車両モデル間でエアファンネル(フィルタアッシ)の互換が許可される。 |
補足:
ZX-25Rエアファンネルはエアボックスと一体化されているので、実際にはエアボックスを含めての互換となります。補給部品の設定単位もエアボックスアッセンブリー(品名としてはフィルタアッシ)となります。
2.YZF-R3の吸気口の面積拡大に関する追加規則
内容: 赤字部分 付則11 JP250技術仕様 7-3-29-1-6項として規則の追加とする。
7-3-29-1-6 ヤマハYZF-R3、KTM RC390についてはラム圧の追加およびエアクリーナーボックスの改造は禁止される。 エアフィルター・エレメントおよび吸気ダクトは変更または改造、あるいは取り外すことが認められる。
KTM RC390については、エアクリーナーボックスと一体成型された吸気ダクトの突出部分をエアクリーナー吸気ダクトの一部とみなして、吸気ダクト径を変更しない範囲でカットすることを許可する。 ヤマハYZF-R3は、公認車両のエアクリーナーボックスの吸気口の位置を基準に、吸気口の面積を下記の寸法まで拡大することを許可する。 |