レポート

2017 MFJトライアルグランドチャンピオン大会開催

開催日:2017年11月12日(日)会場:愛知県・キョウセイドライバーランド

国内A級 / B級ライダーの日本一決定戦。今年は30回記念大会

 今年のMFJ トライアルグランドチャンピオン大会は30回目となる記念大会。国内A級 /B級ライセンスを持つライダーが出場できるグランドチャンピオンクラス、オーバー50クラス、地区対抗クラスのほか、レディースクラスと歴代グランドチャンピオン大会の勝者によるレジェンドクラスも行い、大きな盛り上がりを見せた。また、会場は第1回大会が開催されたときと同じ、愛知県・キョウセイドライバーランド。全日本トライアル選手権も開催しており、今大会は1周1.5km、グランドチャンピオンクラスは12セクション×2ラップの設定だった。
 グランドチャンピオンクラスは、上位10位にまで入ると翌年国際B級へ昇格する権利が与えられる。そのため、2017年各地方選手権のチャンピオンを始め、66名のライダーが出場。1ラップ目は♯56 / 藤堂慎也選手(国内B級 / 16歳)が若さあふれるトライを見せてトップにつくが、1ラップ目2位、関東地区の国内A級チャンピオンで中学生ライダーの♯3 / 宮澤陽斗選手が奮起。2ラップ目をオールクリーンで通過し逆転。優勝を果たした。藤堂選手は2ラップ目、手を負傷した影響で1ラップ目クリーンだったセクションで5点となる場面もあったが、アシスタントやチームスタッフたちのサポートも受け、2ラップ目を6位で通過し2位を獲得した。3位は中部地区の2017国内A級チャンピオンの高校生ライダー・♯1 / 川田 玄選手。
 Over50クラスは5度の全日本チャンピオンを獲得している♯7 / 山本昌也選手、地区対抗は中部地区、レディースクラスはアクティブで美しいライディングを見せた♯3 / 海藤ちあき選手、レジェンドクラスは2017年全日本トライアル選手権のスーパークラスで5連覇・7度目のチャンピオンに輝いた♯1 / 小川友幸選手が優勝した。なお、大会終了後にはスペインから駆け付けた藤波貴久選手をはじめ、レジェンドクラスに出場した小川選手、黒山健一選手、久岡考二選手、氏川政哉選手によるデモンストレーションが行われ、妙技で観客を魅了した。

【グランドチャンピオンクラス】

優勝 ♯3 / 宮澤陽斗選手(14歳)

「父がトライアルをやっていた影響で小学4年生ぐらいからトライアルを始めました。僕は出だしがいつも悪く、それが今日も出てしまい、1ラップ目はミスが多かったです。でも1ラップ目の後半につれ調子が上がってきました。今日はもちろん優勝を目指していたので、優勝できてよかったです。来年は全日本のIBクラスに参戦します。目標は開幕戦から優勝、そしてチャンピオンを獲ることです。将来は全日本のスーパークラスや世界で戦えるライダーになりたいです」

2位 ♯56 / 藤堂眞也選手(16歳)

「1ラップ目はとてもいいトライができていましたが、下りで手をひねってしまい、2ラップ目は5点を取ってしまうなどうまくいかない場面もありました。でも今日は入賞することを目標にしていたので2位を獲得できて嬉しいです。アシスタントの白髪さん、チームのメンバーの人たちのサポートに感謝しています。来年は全日本トライアル選手権IBクラスに参戦しますが、そこでも頑張りたいと思います」

3位 ♯1 / 川田 玄選手(17歳)

「セクションは難しかったですが、10位以内には入りたい、入れると思って臨んだので、3位に入れてよかったです。父が昔トライアルをやっていたので僕も始めました。来年はIBに出場しますが、将来はIAに上がってスーパークラスで戦いたいと思います」



Over50

山本昌也選手

地区対抗

中部地区・磯谷 郁選手

レディースクラス

海藤ちあき選手

スペインから駆け付けた藤波貴久選手