貴社におかれましては、平素よりモーターサイクルスポーツの普及振興に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2020年は、新型コロナウイルス感染症により、国内モーターサイクルスポーツも中止や延期を余儀なくされましたが、選手および関係者の皆様の熱意とスポンサー・メディア・関連企業各社様・賛助会員の皆様のご支援によりシーズンを終了することができました。世界選手権や全日本選手権などの主要競技会において、種目により差はあるものの、全体的には観客数、参加台数共に横ばいでありました。またライセンス人口につきましても若干の減少傾向であり、引き続き普及活性化対策を講じます。
MFJは現在、組織全体で将来ビジョンを共有し、意思決定と実行のスピードアップを図って行くため、各委員会組織・地方組織を改変し、競技者の目線に立った競技運営や環境設備と全日本運営体制の刷新を図っております。将来ビジョンではファン拡大の為、観客動員・参加者・会員の増加、メディア露出の拡大等に2021年に達成したい目標数値を設け具体的な施策を検討します。また、世界で活躍する選手の存在がスポーツの価値を高めることからライダーのレベルアップもテーマに挙げています。
更なるモーターサイクルスポーツファン拡大の為に関係者が同じ方向を向き活動する体制を整えたいと思います。
主要競技会は一般への露出を高め、認知を向上させ、若者が憧れるスポーツとし、地域競技会では年齢や性別を問わず楽しんでいただく環境をつくるよう努めたいと思います。
また、次代を担う若手ライダーの育成活動やアジア地域との連携などの国際対策にも注力して行きたいと思います。
皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会
会長 鈴木 哲夫