Facebook Twitter
レース情報 ライセンス ダウンロード おすすめショップ 当協会について
 
rece
種目別最新情報
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree01 エンデューロ
tree02 その他競技種目
レース観戦情報&レース結果
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree02 エンデューロ
レースカレンダー検索
TV放送予定
tree02 BS , 動画配信
国内競技規則書
FIM規則(和訳)
公認車両
公認部品・用品
マウスガードについて
委員会レポート
アンチドーピング
熱中症を予防しよう
全日本選手権シリーズランキング
エンジョイ!!バイクレース
 

| INDEX | Rd1 SUGO | Rd2 OKAYAMA | Rd3 AUTOPOLIS | Rd4 MOTEGI | Rd5 MFJ-GP/SUZUKA |

SUPERBIKE RACE in SUZUKA

| エントリーリスト | 公式予選結果[Race1] | 公式予選結果[Race2] | 予選レポート |
| ウォームアップ | 決勝レース[Race1] | ラップチャート | 決勝レース[Race2] | ラップチャート | ランキング | 決勝レポート |

全日本ロードレース選手権ST600

部科学大臣杯 2020 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦
第52回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
主催:鈴鹿サーキット(5,821m)

予選レポート
開催日:2020-10/31
公式レポート(PDF) 2020Rd5SC_Express.pdf
野左根航汰がレース1で初JSB1000チャンピオンに輝く!
中須賀克行がバトルを制し今季初優勝!!
 

 8月にようやく開幕しながらも、第2戦岡山ラウンドが台風で中止となり、実質全4戦という短期決戦で争われた2020年。コロナ禍の中、イレギュラーなシーズンとなったが、例年と同じく三重県・鈴鹿サーキットで最終戦を迎えた。

 今年も木曜日の特別スポーツ走行からレースウイークがスタートし、いずれも好天に恵まれ、ドライコンディションのもとでセッションは進んで行った。

 JSB1000クラスは、ここまで野左根航汰がポールtoフィニッシュで6連勝を飾っており、レース1で20位以内でゴールすればシリーズチャンピオンが決まる状況となっていた。野左根としては、勝って決めるのが理想だろう。

 公式予選は波乱の展開となった。セッション序盤で、清成龍一がシケインで転倒し赤旗中断。再開されるが、今度は渡辺一馬がデグナーカーブ進入で転倒し、またも赤旗が提示される。Keihin Honda Dream SI Racingの2人が離脱する中、中須賀克行が自己ベストを更新する2分04秒128をマーク。セカンドベストもトップとなり、中須賀がダブルポールポジションを獲得した。野左根も両レースで2番手となりヤマハファクトリーが1-2。3番手にヨシムラの渡辺一樹が続き、フロントロウを確保していた。

 予選で転倒を喫した清成と渡辺一馬は、足を痛めていたながら大きなケガはなくレース1に出られたものの、2人ともTカー(スペアカー)での出走を余儀なくされていた。

 14周で争われたレース1。ポールポジションスタートの中須賀がホールショットを奪い、野左根、水野、清成、渡辺一馬、加賀山就臣、スタートで出遅れた渡辺一樹と続いて行く。オープニングラップのS字コーナー進入では、清成が水野をかわし3番手に浮上。その後方では、渡辺一樹が加賀山をかわすと、S字コーナー2個目で渡辺一馬、ダンロップコーナーで水野をかわすと清成の背後に迫って行く。一方、トップ争いは、130Rで野左根が中須賀をかわしトップに浮上。そのままレースをリードして行く。トップグループは、野左根、中須賀、渡辺一樹の3台が形成。4番手の清成が単独走行となって行き、5番手の水野の背後には加賀山が迫って来る。水野は、前戦のツインリンクもてぎラウンドレース1のアクシデントでメインカーが炎上し廃車となってしまい、今回も一からセットを始めていたが、マシントラブルが続いており、予選になってようやく普通に走れるようになっていた。予選で進めたセットだったため、レースのコンディションには合っておらず思うようにペースを上げられないでいると、渡辺一馬、加賀山にかわされ7番手までポジションを落としてしまう。

 レース終盤を迎えトップ争いは、相変わらず野左根、中須賀、渡辺一樹の3台が接近戦を展開していたが、12周目のバックストレートで野左根のスリップストリームに入った中須賀に対し、130Rでインを抑えた野左根だったが、中須賀は、うまく立ち上がりでクロスラインを取り前に出て行く。そして残り2周となったところでラストスパートに入る。このスパートに渡辺一樹は、ついて行けず、やや遅れを取ってしまう。逆に野左根は、しっかり反応し中須賀のテールをピタリとマークする。しかし、この日の中須賀にはすきはなく、野左根を勝負所でしっかり抑え、今シーズン初優勝を飾った。野左根は、2位に入りシリーズチャンピオンを決めた。3位に渡辺一樹が入り表彰台の一角を占めた。清成は単独の4位でゴール。5位争いは、レース中にマシンに合わせてアジャストした走りをしたという水野が、12周目の130Rで前に出て、そのままチェッカーフラッグを受けた。6位に渡辺一馬と続き、7位に13周目に加賀山をかわした濱原颯道が入った。加賀山はレース終盤にペースが上がらず8位。9位に前田恵助、10位に関口太郎と続いた。

 レース2も中須賀、野左根、渡辺一樹の3台が主導権を握りそうだ。絶対王者の意地を見せたい中須賀、勝って自らに花を添えたい野左根、レース1でのデータを生かして、さらにペースを上げたい渡辺一樹、三者三様の思惑が交錯する2020年シーズン最終戦は、誰が制するのか!?!

 
表彰台
レース1/優勝
レース2ポールポジション : 2'04.853
#1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM

『非常に長い14周でした。レース前は、自分が前に出て引っ張ろうと思っていましたが、野左根選手の調子がよかったですし、新チャンピオンにふさわしいすきのない走りをしていたので後方でプレッシャーをかけていました。そのうちリズムを崩したりするかと思いましたが、しっかりタイヤマネジメントもしていました。前に出てからラスト2周をプッシュしたのですが離すことができませんでしたが、いいバトルができたと思います。(野左根選手は)レース1はチャンピオンを獲るのが第一でしたし、レース2はノープレッシャーで来ると思う。ボクも持っている力を出し切って、いいレースにして送り出したいですね』

 
レース1/2位
レース2/予選 : 2'05.141
#3 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM

『オープニングラップでトップに立つことができましたし、ソフト目のタイヤを選んでいたので、序盤で引き離したかったのですが、そうは、させてもらえませんでした。そこでタイヤを持たせる走りに切り換えました。チャンピオンへのプレッシャーはありましたが、あくまで優勝を目指していました。中須賀選手には130Rで、うまくクロスラインで抜かれたのですが、とてもクリーンでしたし、そんなオーバーテイクができる中須賀選手のすごさを感じました。レース2は新しいチャンピオンとして、国内のレースは、しばらくないと思うので、いいバトルをお見せできるように頑張りたいですね』

 
レース1/3位
レース2/予選: 2'05.274
#5 渡辺 一樹 YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING

『スタートを失敗してしまい焦りましたが、落ち着いて走れば3番手に上がれると思っていました。その通りにオープニングラップで余計にタイヤを使わずに追いつくことができたので、どこで仕掛けられるか探っていました。ただ、最後は、引き離されてしまったので悔しいレースになりました。ただ、もう1レースありますし、レース1を走ったことで、まだ改善点が見つかったので、レース2では、前の2人に仕掛けられるようにしたいですね』

 
スタート
スタート
 
バトル
バトル
 
優勝した中須賀克行

優勝した中須賀克行

 
新チャンピオン野左根 航汰

新チャンピオン野左根 航汰

 
中須賀克行

中須賀克行

 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita & Y.Harada(c)
| Top |