30分1セッションで行われたST600クラス公式予選は、雨も小康状態となるが路面はウエットコンディションのままとなった。まずは、阿部恵斗、伊達悠太、南本宗一郎、井手翔太らが上位に着ける。阿部は、その後もタイムを削り、2分04秒418でトップをキープ、岡本裕生、埜口遥希、井手、佐野勝人、國峰啄磨と05秒台が続く中、阿部は03秒580でタイムを伸ばすが、埜口が03秒396でトップを奪う。しかし阿部は02秒832でトップを奪い返すなど、タイヤ制限のないコンディションで接戦が続いた。
終盤、井手が03秒923をマークした後、岡本も03秒575を出して3番手、4番手。その後に小山知良、荒川晃大、伊達、家根谷大晟も04秒台で続く。そしてチェッカーフラッグが振られるタイミングで長尾健吾が03秒639で一気にポジションアップ、4番手に食い込んだ。阿部は嬉しい全日本初ポールポジション。2番手に埜口、岡本とフロントロウ、長尾、井手、04秒427の小山の順でセカンドロウを形成した。 |