第2戦岡山が中止となり今回の第3戦オートポリスが2戦目のレース。公式予選では、前戦に続き高橋裕紀が、ただ一人1分50秒台に入れる1分50秒917で2戦連続のポールポジション。2番手に名越哲平、3番手に今回から登場の山口辰也、4番手に津田拓也、5番手にスポット参戦の岩戸亮介、6番手に榎戸育寛、7番手に國川浩道、8番手に藤田拓哉、9番手にやはりスポット参戦の松附詩ニと続いていた。
14周で争われた決勝。高橋が好スタートを見せホールショットを奪い、岩戸、名越、津田、榎戸、國川、作本輝介、山口、松普A星野と続いて行く。トップの高橋はオープニングラップからペースを上げ、これを岩戸と名越が必死に追走し3台がトップグループを形成。やや間隔を空けて4番手には、作本が上がって来ていた。4番手争いは、岩戸を先頭に津田、榎戸、山口の4台が繰り広げ、榎戸が2周目の1コーナーで津田をかわしポジションを上げていた。3周目の第2ヘアピンでは、榎戸が岩戸をかわし4番手に浮上。山口も津田をかわしポジションを上げていたが、ここで津田にジャンプスタートのペナルティが出される。しかし、津田は、この表示に気付かず走行を続けてしまい失格となってしまう。
トップの高橋は、コンスタントに1分51秒台で走行。4周目にはファステストラップとなる1分51秒278をマーク。このペースに岩戸と名越はついて行けず徐々に離され、高橋がトップ独走態勢を築いて行く。
岩戸と名越の2番手争いは、何度かポジションを入れかえるが、7周目の1コーナーで名越が前に出ると、その差は開いて行き、それぞれ単独走行となる。レース終盤になると岩戸の後方に作本が迫るが、勝負を仕掛けるところまでは行けずにいた。その後方では、榎戸と山口が5番手争いを、星野と藤田拓哉が7番手争いを繰り広げていた。
トップを走る高橋は、最後まで全力で走り切りポールtoフィニッシュで2連勝を飾った。2位に名越、3位に岩戸と続き表彰台に上がった。レース終盤に追い上げた作本は4位。5位争いは、榎戸が制し、久しぶりの全日本参戦となった山口は6位。満身創痍の星野は、藤田を抑えきり7位。藤田が8位となった。9位に清末尚樹、10位に國川浩道と続いた。 |