各クラスの赤旗中断によりレーススケジュールが遅れ、ST600クラスは約1時間遅れの15:55コースインとなった。
20周による決勝レーススタート! ホールショットは岡本裕生が奪う。小山知良、南本宗一郎、國峰啄磨、長尾健吾の順でハイポイントコーナーに進入する。オープニングラップは岡本が制し、ホームストレートで小山をかわした南本が2番手、小山3番手、4番手國峰、5番手長尾、6番手阿部恵斗、7番手荒川晃大、ここまでが先頭グループ。間隔が空いて8番手井手翔太、9番手伊達悠太、10番手菅原陸の上位10台。
岡本はオープニングラップからペースを上げ1周目に約1秒の差を2番手につけて戻って来る。2周目の馬の背コーナーでは、小山が南本のインから前に出て2番手に浮上。岡本が単独トップを走り、小山と南本が2番手争い、その後方で長尾、荒川による4番手争い、國峰、阿部による6番手争いのグループに分かれていた。5周目のシケイン進入で荒川が長尾のインを突き4番手に浮上、前を行く小山、南本のセカンドグループを追走する。その5周目のシケインでは、井手が転倒を喫し戦線を離脱。さらに6周目に國峰もマシントラブルでスローダウンしピットイン。再スタートするものの大きく遅れてしまう。これで阿部が単独6番手走行となる。
トップ岡本、2番手小山、3番手南本、4番手荒川、5番手長尾、6番手阿部はほぼ等間隔で単独走行を続ける。予選24番グリッドだった古山颯太が7番手まで浮上、予選19番グリッドの鈴木光来が8番手、予選20番グリッドの横山尚太が9番手、10番手に中山耀介、以上がレース中盤10周目の上位10位。予選下位からスタートしたライダーがトップ10圏内に入ってきた。
上位陣に順位の変動はなくレース終盤に向かっていくが、ここにきて小山のラップタイムに変化が起きる。マシントラブルが発生してしまい、それまで1分32秒台でラップしていたが15周目に1分34秒607と2秒も落ちる。17周目には1分36秒054、そして18周目に1分48秒497とガクンと落ちて6番手まで順位を落とす。
岡本は一時2番手にコンマ8秒まで詰められたが、1分31秒台のラップタイムをキープ、終盤には後続の33秒台に対して32秒台で周回、結果的に8秒811の大差をつけてトップチェッカー! 2位に南本、3位に荒川、4位長尾、5位阿部、6位古山、7位横山、8位鈴木と続き、小山は後続を確認しながら何とか9位でチェッカーを受けた。 |