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写真&レポート
 
本来の走りを取り戻したという
今季初勝利の小川友幸

1ラップ第9の失敗が影響
野崎史高は2位

久しぶりの表彰台へ
3位の小川毅士

国際A級スーパークラス

2019全日本トライアル選手権シリーズ第3戦関東大会

2019年全日本選手権第3戦は関東大会。今年の関東大会は、全日本初開催となるツインリンクもてぎが会場となった。世界選手権開催2週間後。あの興奮もさめやらぬ舞台で、全日本のライダーがトライする。

■国際A級スーパークラス

世界選手権ですっかりおなじみになったツインリンクもてぎのトライアル。今回は外周路の西側にずらりと10セクションが配置され、すべてのセクションをアスファルト上から見渡せた。観戦は非常に容易。ツインリンクの入場料のみで観戦できるとあって、熱心なトライアルファンはもちろん、通りすがりの家族連れなどにもトライアル競技を楽しんでもらうことができた。

セクションは全日本用に手直しは受けているが、大半は世界選手権で使われたもの。高低差は大きく、一見、難易度が高そう。しかし結果を見ると、優勝者のラップ減点はオールクリーンに近いもので、設定は絶妙となっていた。

今回は、ここまで前戦でランキングトップとなった黒山健一(ヤマハ)が欠場している。同日に開催されるオランダGPに電動マシンTYEで出場するためだ。全日本の勢力図は黒山とディフェングチャンピオンの小川友幸(ホンダ)、野崎史高(ヤマハ)の三つどもえの戦いとなっているが、こうなると小川と野崎の一騎打ちの様相を呈してくる。この二人のこれまでの戦いは、野崎が1位と3位、小川が3位と2位で、ポイント差は3点の僅差だ。

参加者が153名の多数ということで、渋滞対策のため、国際A級のスタートは国際B級のスタートから2時間間隔を置いておこなわれた。若干のセクション待ちはあったが、この参加人数を考えると、スムーズに大会が進んだといっていい。

第1セクション、クリーンをしたのは野崎だけだった。小川友幸は1点、氏川政哉(ガスガス)が2点。柴田暁(ヴェルティゴ)、小川毅士(ベータ)は5点でこの日のトライアルをスタートさせた。

第2セクション、泥々の登りがポイント。毅士が5点、柴田が3点と減点する中、氏川、野崎、小川は見事なクリーンをたたき出す。

第3から第5はもてぎ名物の岩盤セクション。毅士がようやく調子を出してきて、3連続クリーン。ここで小川友幸が2点、1点と失い、野崎も1点を失った。氏川は6点、柴田は8点と、この3セクションで勝負の流れにも変化が出そうな気配だ。

第6セクションからは、1ラップ目の持ち時間が少なくなってきて、選手は気持ち急ぎ足。後半セクションは難度が高いので、大きなミスにつながりそうで、要注意だ。このセクション群をすべてクリーンしたのは小川友幸だけだった。小川は序盤に4点の減点があったが、この後半セクションになって好調を取り戻し、クリーンを連発してきたのだった。

野崎は第9セクションで後輪を滑らせて岩に乗り切れず。この5点は痛かった。ここまで小川友幸と同点だったのだか、これで一気に5点差をつけられてしまった。

1ラップ目トップは小川友幸で4点、2位野崎が9点、3位毅士が15点で、4位には20点の柴田、21点の氏川が5位で続く。

2ラップ目、トップ3人はラップオールクリーンを目標にトライする。しかし毅士が細かい減点を重ねてオールクリーン争いから脱落、小川友幸と野崎は細かい失点はあるも、まずオールクリーンに近いスコアで10セクションを走破した。両者の減点は、ともに2点。毅士は第8で5点となって2ラップ目9点。優勝争いには届かず、2ラップを終えた時点で3位が事実上固まった。

今回のSSは、SS第1とSS第2で進行方向を逆にする設定。SS第1とSS第2でお客さんが移動する必要がなく、これもSSの一興だ。行きは二段のコンクリートブロックが最初の鬼門で、帰りはそれが三段となってより難度を増している。

5点差ながら、クリーン数では小川の方が勝っている。つまり同点なら小川が勝利する。野崎がここで逆転勝利をするには、SSの2セクションをクリーンし、小川に6点以上の減点を期待するしかなかった。

SS第1、最初にクリーンしたのは氏川だった。このクリーンで、氏川は柴田との4位争いを優位に持ち込んだ。続いて野崎がクリーン。最後にトライした小川は、美しい走りでここをクリーン。事実上、ここで優勝を決めたのだが、計算のまちがいもあるので、正式結果が出るまで安心できない。SS第2をきっちり走って勝利を絶対的な者にするのが、小川の最後の仕事になった。

SS第2は、5点続出だった。最後の三段ブロックが登れない。氏川と柴田は共に5点で、4位争いは氏川の勝利となった。氏川は、初の4位入賞だ。

3位を決めている小川毅士が5点となったあと、優勝争いの二人がトライする。野崎は、ブロックの上までマシンを乗せたものの、登りきることはできなかった。5点。最後のトライとなる小川。ここで5点でも、すでに勝利は決定的だ。しかし小川は、誰も抜けていないこのセクションを見事にクリーンして見せた。これがチャンピオンの意地でもあった。

終わってみれば、10点差の小川の勝利だった。これで小川と野崎は1位、2位、3位が1回ずつ。選手権ポイントは同点。タイトル争いは振出しに戻って、残り4戦で再び熾烈な争いが始まることになった。

3位小川毅士は、ランキングも3位に進出。今回欠場の黒山が毅士に4点差でランキング4位。さらに4点差で柴田暁がランキング5位、その柴田に氏川が1点差で迫っている。

今回6位の齊藤晶夫(ホンダ)は藤原慎也(ベータ)を逆転してランキング6位に浮上した。藤原は8位。武井誠也(ホンダ)が自己最高位の7位となった。

【小川友幸のコメント】

ようやく、このポジションに帰ってくることができました。今日も序盤はミスがあって、調子はよくはなかったのですが、1ラップ目後半から感覚を戻すことができて、2ラップ目はほぼ本来の走りができたと思います。まだまだ苦しい戦いが続くと思いますが、これでイーブンに戻せたので、次の戦いもまた、連覇を目指してがんばります。

【野崎史高のコメント】

負けました。勝負はできていたんですが、1ラップ目の第9の5点が痛かったです。その5点差が、最後までそのまま響いてしまいました。ただ最終的には、SS第2で失敗して減点が10点に広がってしまったので、そこはなんとかしたいところですが、優勝争いができているので、シーズンをしっかり戦って、いい結果を出したいと思っています。

【小川毅士のコメント】

第1、第2で5点となって、今回はだめかと思ったのですが、ライバルも思ったよりも減点をしていて、3位となることができました。4つの5点はいずれもなんとかできるはずですから、3位以上を狙えなったことは悔しいですが、久々の3位表彰台はうれしいです。


1ラップはミスが多かったが
追い上げて連勝。武田呼人
優勝の武田(中央)
2位寺田(左)3位村田(右)

国際A級

前戦九州大会で初勝利を飾った武田呼人(ヴェルティゴ)が2連勝を飾った。2位には寺澤慎也(ホンダ)。3位村田慎示(ホンダ)、4位小野貴史(ホンダ)と層の厚いベテラン勢を下して、若い2連勝が光った。

武田は1ラップ目、ミスが多く減点17点で3位。だがトップの小野とは2点差だったから、挽回のチャンスはあった。

しかし2ラップ目、武田は1ラップ目とは打って変わって絶好調。なんとたったの3点で10セクションを走りきって、同じく2ラップ目が好調だった寺澤に5点差で勝利を得た。

武田はもちろんランキングでもトップで、ランキング2位の小野に14点差をつけている。

【武田呼人のコメント】

カードを飛ばしたりしていらっとてしてまったりして、結果、1ラップ目が悪すぎましたけど、絶対挽回してやるぞと思って走って、2ラップ目はまず最低限の走りができたと思います。この調子で、次の北海道でも3連勝を目指します。

 


難セクション果敢に攻めた
西村亜弥の圧勝

優勝西村(中央)、2位小玉(左)
3位永野裕加(右)

 

レディースクラス

今回もまた、二人の初参加ライダーを迎えての戦いとなった。初参加は斉藤由美(ベータ)と永野裕加(シェルコ)。険しい傾斜の岩盤や大岩など、レディースの設定としては難易度が高いと思われたが、7人のライダーは果敢に挑戦し走りきった。

優勝は西村亜弥(ベータ)。第2セクションでテープを切って5点となるなど、ドッキリさせられる場面もあったが、その後は減点を最小限にまとめて勝利した。前回、西村に2点差まで迫った小玉絵里加(ホンダ)は、今回は差をつけられたものの、ほかを寄せ付けずの2位入賞を果たした。

3位表彰台争いは大接戦だった。結果、3位となったのはルーキーの永野で、永野の減点が70点。4位はジェシカ・ソアレス・米澤(ガスガス)で71点。わずか1点差での表彰台獲得レースだった。

ところがジェシカと同点クリーン数差で5位となったのが前回3位の山中玲美(ホンダ)。さらに寺田智恵子(スコルパ)が72点で続くと言う、3位から6位までが1点の中におさまるという展開となった。

【西村亜弥のコメント】

欲を出して第2セクションでテープを切って5点になってしまったりしましたが、今回はむずかしいセクションばかりだったので、みんなどこかで減点するだろうと、その点では楽でした。もう一回5点を取ってしまいましたが、今回は5点より、細かい減点で心残りのところがありました。もっともっと、しっかり走りたいです。

 

廣畑伸哉
1点差で優勝を決める

優勝した廣畑(中央)
2位池田(左)3位藤井(右)

 



開幕2連勝を飾った池田力(シェルコ)は相変わらず絶好調。細かい減点はあるものの、1ラップ目は2位に5点差のトップだった。

ところが2ラップ目、廣畑伸哉ががぜん調子を上げてきた。それでも池田は1ラップ目の貯金で安泰かと思われたが、なんと第8セクションで池田が痛恨の5点。これで廣畑が逆転トップとなり、わずか1点差で初勝利を得た。

関東大会ではあったが、日ごろ練習ができない会場だからか、関東勢は他地域のライダーの活躍に飲まれてしまった印象だった。

【廣畑伸哉のコメント】

ようやく初優勝ができました。池田くんとは同じようなペースで回っていて、点数もだいたい知っていたので、池田くんが5点となった時にはこれをぜったいものにしてやると思って残りのセクションで気合いを入れました。次も勝ちたいので、がんばります。