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写真&レポート
 
土壇場での大逆転
久々勝利の黒山健一

SS第1まではトップ
悔しい2位の小川友幸

5点ひとつが敗因
勝ち逃した野崎史高

国際A級スーパークラス

2019全日本トライアル選手権シリーズ第2戦九州大会

2019年全日本選手権第2戦は初めての会場が舞台となった。宮崎県での初めての全日本開催でもあった今回、えびの市矢岳高原トライアルコースは見ごたえ、走りごたえがあり、眺望もよくてパドックも気持ちのいい、素晴らしい会場だった。

■国際A級スーパークラス

全体的に大岩がテーマとなっていた今回の10セクション。最大の難関は岩そのものより、どうしようもなく滑る土質にあった。岩に土が乗ってくると、それまでいけていた岩が攻略不可能になったりもする。そのワナに捕まらなければ減点数を少なくまとめることは可能で、どのクラスも高く手ごわそうなセクションのイメージとは裏腹に、減点数は少なめとなった。

前半に好調をアピールしたのは小川友幸(ホンダ)。黒山健一(ヤマハ)が第2セクションで5点となり、野崎史高(ヤマハ)が3点となるところを華麗にクリーンし、6連覇チャンピオンらしい威厳を見せつけた。ところが小川は第6セクションで黒山ともども5点となり、ここでリードは野崎のものとなる。開幕戦勝利の野崎が2連勝を飾れるか、そんな期待も高まってくる。

1ラップ目、トップの野崎は減点6。しかし小川も、5点減点があったとはいえラップトータルは7点。わずか1点差のトップ争いだ。5点二つの黒山は11点でちょっと水をあけられた。4位の小川毅士(ベータ)が12点でこれに続き、柴田も14点で食い下がる。1ラップを終えた時点では、トップ争いは野崎と小川友幸、3位争いが黒山、小川毅士、柴田といった展開だった。

2ラップ目、攻略法の定まった各セクションでは、1ラップ目を上回るクリーン合戦が展開されていた。小川友幸も黒山も、まず足が出ない。小川には、ちょんちょっと足つき減点があるが、黒山のスコアカードにはずらりとクリーンが並んでいる。

そんなトップ争いの中、野崎が第2で5点となってしまった。1ラップ目のアドバンテージはこれで一気に吐き出されて、トップは小川友幸に。野崎は黒山との2位争いを戦う構図となった。

しかし黒山は足を出さない。1ラップ目に2度の5点を喫したときには、今日の黒山には勝利のチャンスはないかに思えたものだが、2ラップ目の10セクションをすべてクリーンで走りきった黒山は、2ラップを終えて2位に浮上していた。トップは小川友幸の9点、黒山は11点で、3位が野崎の13点。1位と2位、2位と3位がきれいに2点差ずつで並んでいる。

4位の小川毅士は22点で2ラップをゴール。野崎とは9点差だから計算上は3位逆転のチャンスはあるが、現実的には逆転は厳しそうだ。むしろ毅士には柴田が2点差で迫ってきていて、4位争いが厳しいものとなっている。

毅士と柴田の2ラップ目は、ともに10点。もうひとり、2ラップ目に10点のスコアをマークしたのが、藤原慎也(ベータ)だった。藤原は1ラップ目が悪かったので4位、5位には迫りきれずにいるが、久々の6位入賞でSSに臨んだ。

SSは、第2にとびきり大きな岩が用意されていた。はたして攻略は可能なのか。今回は、開幕戦でSSを走れなかった久岡孝二(ヤマハ)と永久保恭平(ベータ)がSS進出を果たしている。久岡がSSを走る姿を見るのも久しぶりだが、2014年にIASを走っている永久保は、これが初めてのSS進出となった。

SS第1は中盤の岩が滑る。永久保が1点でここを抜けて喝采を受けたが、走れば走るほどコンディションが悪化していく。氏川政哉(ガスガス)、柴田、毅士が1点で抜けたあと、野崎が5点。これを見た黒山がラインを変えて、隣の岩から飛び移るようにこの岩を攻略。小川友幸も同じようにここを抜けたが、クリーンは黒山ただ一人となった。

野崎が5点となったことで、野崎は優勝争いから脱落。毅士が1点をついているので、毅士の3位逆転もない。SS第2での順位争いは、黒山と小川友幸による優勝争い、毅士と柴田による4位争い、斎藤晶夫(ホンダ)と久岡孝二(ヤマハ)の3組となった。

SS第2の大岩は、トップバッターの斎藤は登りきったものの久岡が登れず。アシスタントの助けで大クラッシュをまぬかれた。これて斎藤は、久岡を逆転して9位となった。

永久保、氏川が5点となったあと、柴田がクリーン。これはあとを走る毅士にはプレッシャーだ。クリーン数は毅士の方が多いので、毅士がこのセクションを2点いないで抜ければ毅士が4位に。3点つくと柴田が4位となる。しかしここは毅士も美しくクリーン。これで毅士と柴田の4位争いは、毅士の2連勝ということになった。

最後の3名。野崎が大岩の頂点で1点。登り損ねたというより、登ってからの岩肌に土が乗って、滑るようになってきたようだ。しかし続く黒山はここで渾身のトライ。みごとなクリーンを見せた。1ラップ目の第7セクションから、16セクション連続のクリーン。黒山の減点は1ラップ目から増えていなくて、11点。残すは小川友幸のトライのみ。小川の減点はここまで10点。わずか1点のリードだ。クリーン数は、2ラップ目をオールクリーンしている黒山の方が多いので、小川が1点をつくと、そこで黒山の逆転勝利が決まる。

いよいよ最後の小川友幸のトライ。大岩のアプローチまでは、小川らしい美しいトライ。しかし野崎同様に、岩の頂点をさらに登っていくところで、痛恨の減点があった。黒山の逆転勝利が決まった。

1ラップ目3位からクリーンにクリーンを重ねての逆転も見事だったが、黒山のこの勝利は、2018年開幕戦以来。実に1年以上にわたって全日本での勝利から遠ざかっていた黒山の、頂点復活の瞬間だった。

トップ3人の順位が入り乱れたことで、ランキング争いも興味深い展開になっている。ランキングトップは黒山だが、わずか2点差で野崎。7連覇をめざす小川友幸が黒山に5点差、野崎に3点差のランキング3位となっている。

【黒山健一のコメント】

1ラップ目があまりにもうまくいかず、5点を二つとってしまって、今日はよくて3位かなと思ったのですが、2ラップ目にうまく走れて、オールクリーンができました。最後のSSでは、自分がクリーンして、あとは祈るばかり。小川さんが足を出してくれたおかげで勝てました。

【小川友幸のコメント】

走るほど滑るコンディションで、トライ順が一番最後だったという不利もありましたが、最後の最後での逆転負けは、ほんとうに残念で悔しいです。初めての、とてもいい会場でのトライアルだったので、ぜひ勝ちたかった大会ですが、こういう結果になりました。今年はランキング争いも熾烈で、観戦する側はおもしろいでしょうね。やっているほうは、たいへんです。

【野崎史高のコメント】

前半は2連勝も狙えるかなという感じだったのですが、2ラップ目の第2セクションでやらかしてしまって、それが今日のすべてになりました。もちろんその後も追い上げようとがんばったのですが、届きませんでしたね。SSでは岩が強烈に滑るようになってしまって上がれませんでした。ぼくのあとを走った二人は、ぼくの失敗を見てラインを変えましたが、そこも残念ですが、3位でも最後までトップ争いをしての結果なので、今年の野崎はちがうと言っておきます。


A級3年目の初優勝
ラップ3点で回った武田呼人
優勝の武田(中央)
2位坂田(左)3位小野(右)

国際A級

国際A級3年目、若い武田呼人(ヴェルティゴ)が、待望の国際A級初勝利を飾った。1ラップ目、武田の減点が3点だったのに対し、2位の徳丸新伍(ホンダ)は10点と大差をつけた。

2ラップ目、武田は17点と減点を大きく増やしてしまうが、それでも2位に1点差で逃げきり初勝利となった。

2位はかつてIASを走った坂田匠太(ヴェルティゴ)。ヴェルティゴが表彰台の上位を独占した。

地元宮崎での初優勝を狙った徳丸は4位。弟の徳丸貴幸(ベータ)も6位に入った。兄弟が揃って入賞するのはこれが初めてということだった。

【武田呼人のコメント】

今日はセクションも好きな感じで、いけそうな気はしていたんですが、うまく勝ててよかったです。1ラップ目が調子がよくて、2ラップ目にちょっと崩れてしまったのですが、なんとか逃げ切れました。ほんとは去年のうちに勝たなければいけなかったのですが、今年は勝負の年だと思うので、まだまだがんばっていきたいと思います。

 


西村亜弥が接戦を勝ち取った
最も苦しい戦いとなった

小玉絵里加(左)、西村(中央)
山中玲美(右)の表彰台

 

レディースクラス

初参加の村上由美子を迎えて6名参加のレディースクラス。今回も西村亜弥(ベータ)が勝利をおさめたが、1ラップ目はこれに小玉絵里加(ホンダ)が同点で並び、西村に初めて土がつくかという興味深い状況になった。

西村は1ラップ目、第1で1点、第2で2点と失点して、第4までは小玉にリードを許す展開。第5、第6、第7と小玉が失点したことでトップを取り戻すも、第8で西村が痛恨の3点。これで両者が同点となって1ラップ目を終えた。

2ラップ目、第3で再び2点を失ってトップの座を小玉に奪われた西村だが、小玉にとって旗門となった第5、第6で再び逆転、西村の勝利が決まった。しかしそのリードはたったの2点。神経戦での戦いで、西村が体調を崩していたことも一因だったが、それでも今回の小玉の総減点10点は素晴らしいスコアだった。

3位は小玉に22点離されて山中玲美(ホンダ)、4位は小谷芙佐子(ヤマハ)と寺田智恵子(スコルパ)が同点。クリーン数差で小谷が上位につけたが、ここの接戦も、今回のレディースのハイライトのひとつだった。

【西村亜弥のコメント】

今回は、体調が万全でなく、ふらふら曲がっていったりと思うように走れないトライが続いて、本当に厳しい戦いとなりました。いつも勝利は目標じゃない、なんて言いながら、今回は本当にぎりぎり。でも小玉選手の10点は素晴らしい結果だったと思います。いよいよ、油断できません。

 

池田力、開幕2連勝
1点差で逆転勝利

優勝した池田(中央)
2位坂井(左)3位小川(右)

 



1ラップ目、トップに立ったのは九州勢のひとり、坂井翔(ガスガス)だった。1点が3つ、2点がひとつの5点。これに対して、開幕戦に勝利したGCチャンピオンの池田力(シェルコ)は2点二つ、3点ひとつの7点で1ラップを終えた。

2ラップ目、池田がチャージをかける。さらに坂井が第3で5点。これで勝負が決定的となった。池田が坂井に1点差で、開幕2連勝を飾った。

3位は坂井のチームメイトの小川翔(TRRS)。九州の若手が2位と3位を占めた。今回は西日本ライダーが好調で、関東勢は中村道貴(ヴェルティゴ)の6位が最上位だった。

【池田力のコメント】

勝つ自信はあったのですが、1ラップ目に減点が多くて、2ラップ目に逆転して勝ててよかったです。でも2ラップ目も、3セクション連続で1点減点をとってしまうなど、だめなところもあったので、次はそういうところをなおして、また勝っていきたいです。