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全日本ロードレース選手権ST600

部科学大臣杯 2019 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦 第51回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
主催:鈴鹿サーキット(5,821m)

予選レポート
開催日:2019-11/2
公式レポート(PDF) 2019Rd8SC_Express.pdf
高橋巧が孤高の2分03秒台でダブルポール!
逆転タイトルを狙う中須賀克行も上り調子!!
栄光をつかむのは、果たして!?

 第51回を迎えたMFJグランプリが今年も三重県・鈴鹿サーキットで行われている。J-GP3クラスは、前戦のオートポリスで長谷川聖がチャンピオンを決めているが、ST600クラス、今回が最後となるJ-GP2クラス、そしてJSB1000クラスはタイトルが決まる一戦となる。

 JSB1000クラスは、シリーズ前半戦をTeam HRCの高橋巧がリードし、後半戦はYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が巻き返す展開となっている。前戦のオートポリスラウンドでは、中須賀がダブルウイン。高橋巧が両レースとも3位となり、その差は11ポイントまで縮まって今回の最終戦MFJグランプリを迎えた。追う中須賀にとって勝つことで逆転チャンピオンの可能性が開けてくるが、守る高橋巧は、両レースとも3位に入ればチャンピオン獲得となる。どちらもノーポイントだけは、絶対に喫したくないところだ。
 今年も最終戦は事前テストはなく、一日早く木曜日からレースウイークがスタート。木曜日から土曜日まで天候に恵まれ、ドライコンディションでセッションは進んで行った。

 Team HRCのみ専有走行がありテストを行っていたが、コンディションがあまりよくなく、初日は高橋巧がトップタイムをマークするものの2分05秒134と、2分05秒台にとどまっていた。4月の第2戦鈴鹿2&4では、2分03秒台をマークしており、そのときに比べても、まだまだ感触は戻って来ていないと語っていた。一方、中須賀は、テストコースで鈴鹿を想定したテストを行い絶好調だったが、実際に鈴鹿を走ってみると、かなり勝手が違い戸惑ったと言う。初日には、2輪シケイン先で転倒を喫する場面もあったが無傷だったのは幸いだった。中須賀は金曜日には2分04秒569までタイムを縮めトップタイムをマーク。一方、高橋も2分04秒台に入れ、タイトルを争う2人を中心にセッションが展開されていった。

 それは土曜日の公式予選も変わらなかった。今回の公式予選は、レース1を午前中に、レース2を午後に、それぞれ30分間のセッションがあり、それぞれのグリッドが決まる初めてのスケジュールで行われた。
 セッション開始早々、サーキットはどよめきに包まれる。高橋巧が計測3周目に2分03秒592をマーク! 自身の持つコースレコードをコンマ3秒更新するスーパーラップを披露する。
「計測1周目に2分04秒6が出たので、2分03秒台に入ればいいなと思っていましたが、自分でも、あそこまでタイムを出せるとは思っていませんでした。鈴鹿2&4のときは、4輪が走っていて2分03秒8まで行っていたのですが、今回のレースウイークは、何に苦戦していたのか、よく分からない状態でした。レース2の予選でもタイムを更新したかったのですが、空気が冷たくなりコンディションが変わってしまい2分04秒3しか出ませんでしたが、それがポールタイムになってよかったです。まだ4月のときの方がいいフィーリングでしたが、かなり調子が戻って来ています」とダブルポールを獲得した高橋巧。

 両セッションとも2番手につけたのは、やはり中須賀だった。「自己ベストは更新できましたが、それ以上のタイムを(高橋巧選手は)出してきましたね。ただ、鈴鹿2&4のときより、自分自身のベースアップができていますし、レースで勝負したいですね。決して楽なレースはさせたくないところです」と中須賀。

 チームメイトの野左根航汰が両セッションとも3番手につけフロントロウの3人は、両レースとも同じ順に並ぶことになった。
「レース1の予選セッションでは2分04秒台に入れたかったのですが、2分05秒台真ん中くらいで走ることができたので、まずまずの感触でした。レース2の予選は、気温が下がったからかグリップが今ひとつだったのですが、少しソフト目のタイヤがあたって2分04秒台で自己ベストを更新することができました。トップ2が速いですが、今年最後のレースですしベストを尽くしたいですね」と野左根。

 2列目も渡辺一馬と水野涼のポジションが入れ代わるが、同じメンバーが両レースとも並ぶ。カワサキのエース渡辺一馬は、レース2の予選で問題が出たためタイムを出し切れなかったと言うが、ここまで順調にセットを詰めてきている。後半戦で調子のよかった水野だが、鈴鹿では、やや苦戦気味。それでも自己ベストは更新しており、レースでは上位に絡んで来る可能性もあるだろう。ヨシムラの渡辺一樹、au・テルルMotoUP RTの秋吉耕佑、Kawasaki Team GREENの岩戸亮介も今シーズンの集大成のレースを見せたいところだ。また、レース2の予選でHonda Suzuka Racing Teamの亀井雄大がマークした2分06秒875というタイムも特筆すべきものと言える。

 高橋巧が鈴鹿2&4レースのようなワンサイドレースに持ち込むか!? 中須賀が意地を見せるか!? HondaとYAMAHAのエースが主導権を握ることは間違いない。2019年シーズン最後のバトルをぜひ楽しんで欲しい!

 
高橋巧
レース1ポールポジション : R 2'03.592
レース2ポールポジション : 2'04.385
#13 高橋 巧
Team HRC


『レース1の予選では、自分の想像以上にタイムが出てよかったのですが、レース2の予選では、コンディションが変わりタイムが伸びませんでした。それでも何とかポールを獲れたのは、よかったですね。後半戦では、いい流れを作れていなかったのですが、今回は、その流れを取り戻すことができつつあると思うので、決勝に向けていい形で予選を終えられたと思います。理想は、鈴鹿2&4レースのように前に出てレースをコントロールしたいですが、そう簡単に勝てるとは思っていません。今年やってきたことをすべて出し切って勝ちたいですね』
 
高橋巧
高橋巧
 
中須賀克行
予選2番手/中須賀克行
 
野左根 航汰

予選3番手/野左根 航汰

 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita & Y.Harada & S.Ishitani(c)
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