Facebook Twitter
レース情報 ライセンス ダウンロード おすすめショップ 当協会について
 
rece
種目別最新情報
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree01 エンデューロ
tree02 その他競技種目
レース観戦情報&レース結果
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree02 エンデューロ
レースカレンダー検索
TV放送予定
tree02 BS , 動画配信
国内競技規則書
FIM規則(和訳)
公認車両
公認部品・用品
マウスガードについて
委員会レポート
アンチドーピング
熱中症を予防しよう
全日本選手権シリーズランキング
エンジョイ!!バイクレース
 

| INDEX | Rd1 MOTEGI | Rd2 SUZUKA2&4 | Rd3 SUGO | Rd4 TSUKUBA |
| Rd5 MOTEGI 2&4 | Rd6 OKAYAMA | Rd7 AUTOPOLIS | Rd8 MFJ-GP/SUZUKA |

SUPERBIKE RACE in SUZUKA

| エントリーリスト | 公式予選結果[Race1] | 公式予選結果[Race2] | 予選レポート |
| ウォームアップ | 決勝レース[Race1] | ラップチャート | 決勝レース[Race2] | ラップチャート | ランキング | 決勝レポート |

全日本ロードレース選手権ST600

部科学大臣杯 2019 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦 第51回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
主催:鈴鹿サーキット(5,821m)

決勝レポート
開催日:2019-11/3
●開催概要:
11月3日(日・祝):20,000人 天候:曇り 気温:19.2℃ コース:ドライ
11月2日(土):11,500人 天候:快晴 気温:18.4℃ コース:ドライ
 
レース1スタート直後のアクシデント後に高橋巧が転倒!
中須賀克行が大逆転で9度目のJSB1000クラスチャンピオンを獲得!!

 2019年のシリーズ最終戦第51回MFJグランプリは、木曜日からレースが行われた日曜日まで全てドライコンディションで行われた。

 14周で争われたレース1は、波乱の幕開けとなった。予選で圧倒的なタイムでポールポジションを獲得し、タイトルに王手をかけていた高橋巧と3番手グリッドの野左根航汰が好スタートを見せ1コーナーに入って行く。イン側にオーバースピード気味で入った野左根がホールショットを奪い、2コーナーに向けて野左根と高橋巧が、はらんだところを中須賀克行がインを取る。高橋巧は、イン側の中須賀を避けるためにマシンを起こすとアウト側にいた野左根と接触。高橋巧は、2コーナーでコースアウトし大きく順位を落とすと、さらにデグナーカーブ進入でもコースアウトしてしまい転倒を喫してしまう。すぐに再スタートするものの最後尾からの追い上げを余儀なくされる。

 レースは、中須賀がオープニングラップからリードし、水野涼、渡辺一樹、渡辺一馬、加賀山就臣、前田恵助、秋吉耕佑、岩戸亮介、高橋裕紀、ザクワン・ザイディと続き、野左根は、15番手でオープニングラップを終えていた。中須賀は、2番手以下を大きく引き離しトップを独走。2番手争いが水野、渡辺一馬、渡辺一樹、加賀山、秋吉、前田、岩戸と序盤は、7台が繰り広げていたが、渡辺一馬が2番手に上がると、水野と秋吉はついて行くが、渡辺一樹、加賀山、前田が遅れて行く。その背後には、野左根が迫ると、1台、また1台とかわしポジションを上げてくる。10周目に水野が渡辺一馬をかわし再び2番手に上がると、秋吉も渡辺一馬の前に出て3番手に浮上。だが、11周目に2分05秒台のベストタイムをマークした野左根が一気に2番手に上がる。水野も野左根をピタリとマークするが、ラスト2周というところでシケインで転倒があり最終ラップも黄旗が振られていたため勝負できず。

 中須賀が独走でチェッカーフラッグを受け今シーズン6勝目。一方、高橋巧は16位まで追い上げ8ポイントを獲得。両者の差は、中須賀の9点リードに変わり、最終レース2を迎えることになった。2位争いは、野左根が制し、水野が3位。4位に渡辺一馬、5位に秋吉、6位に渡辺一樹、7位に加賀山、8位に前田、9位にザクワン、10位に亀井雄大と続いた。

 そして運命のレース2を迎える。レース1の鬱憤を晴らすように、高橋巧が好スタートを見せホールショットを奪うとオープニングラップからペースを上げ2番手以下を引き離して行く。水野、中須賀、野左根、秋吉、渡辺一樹、渡辺一馬、津田拓也、加賀山と続き、S字コーナーの混戦では秋吉が2番手に浮上。水野、中須賀、渡辺一樹、野左根と続く。高橋巧は、オープニングラップで大きく2番手以下をリード。秋吉、中須賀、水野、野左根、渡辺一樹、渡辺一馬と続き、加賀山の背後には亀井雄大がつけていた。

 トップを走る高橋巧は、3周目には2分05秒台に入れ独走体制を確固たるものとして行く。2番手には、秋吉がつけ健闘していたが、6周目に野左根が前に出て行くと、中須賀、渡辺一樹にもかわされ5番手にポジションダウン。何とかついて行きたいところだったが、9周目の2コーナーで痛恨の転倒を喫しリタイアとなってしまう。

 2番手争いは、レース終盤に入りヒートアップ。渡辺一樹が17周目に中須賀を、18周目には野左根をかわし集団のトップに浮上。しかしラスト2周となった19周目の2コーナーで野左根が抜き返す。渡辺一樹は、バックストレートで野左根を抜き返すが130Rでオーバーランしてしまい野左根はもちろん、中須賀にもかわされてしまう。そしてファイナルラップの2コーナーで中須賀が野左根をかわし2番手に上がり、エースライダーの意地を見せる。

 トップを独走する高橋巧は、2位に14秒986もの大差をつける圧倒的な速さでレース2を制し今シーズン5勝目を挙げる。一方、中須賀は2位に入り、大逆転で9度目のJSB1000クラスチャンピオンを獲得。3位に野左根、4位に渡辺一樹、5位に渡辺一馬、6位に水野、7位に加賀山、8位に亀井、9位にザクワン、10位に前田と続いた。以下、関口太郎、濱原颯道、高橋裕紀、柳川明、津田拓也、津田一磨、星野知也、小島一浩、今野由寛、中冨伸一とポイントを獲得した。

 
レース1表彰台
【レース1表彰台】
 
【レース1】 優勝/#1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
『スタートから前に出ようと思っていました。クラッチミートもよかったのですが、その後の加速で野左根選手が右側から出て来て、高橋巧選手と1コーナーから2コーナーへはらんで行くのが、見えたのでインに入って行きました。トップに出てからは自分のペースで集中して走ったら思ったよりも後続を引き離すことができていました。高橋巧選手の転倒はサインボードで知りましたが、すごく緊張し、ペースが乱れ始めました。レースウイークに入って、常にプレッシャーはありましたが、追う立場だったので全力で走るだけでした。これで逆転することになりましたが、何もなければ逃げられていたと思います。レース2も思い切り攻めて行きたいですね』
 
【レース1】2位/#4 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
『2コーナーで高橋巧選手と接触してしまいましたが、レーシングアクシデントだったと思います。スタートはうまく決まり、ほぼ並んで1コーナーに入って行き、ちょっとオーバーラン気味でしたが斜め後ろから接触がありました。自分はなにが起きたか分からなかったですし、マフラーも落ちそうになっていました。大きく遅れてしまったので、さすがに表彰台に上がるのは厳しいかと思いましたが、2位まで上がれてよかったです』
 
【レース1】3位/#634 水野涼 MuSASHi RT HARC-PRO.Honda
『最終戦のレースウイークは、なかなかいいフィーリングで走ることができないでいましたが、レース1で何とか3位表彰台に上がることができました。最終ラップの最終コーナーで野左根選手を抜こうと思っていたのですが、イエローフラッグが出ていたので、仕掛けることができませんでしたが、レースなので仕方がないです。レース1のデータをもとに、レース2でもいい結果を残せるようにしたいですね』
 
レーススタート

【レース1】スタート

 
コースアウトした高橋巧

【レース1】コースアウトした高橋巧

 
中須賀克行

【レース1】タイトルを引き寄せた中須賀克行

 
 
レース2表彰台
【レース2表彰台】
 
【レース2】 優勝/#13 高橋 巧 Team HRC
『レース1でアクシデントがあったので、レース2では、やることは一つ。それに向かって走るだけでした。独走で優勝できたのですが、今年の目標であったチャンピオンを逃してしまったので、レース2の優勝をうれしいとは言えませんし、チャンピオンになる壁は大きいと思いました。一時は、ポイントを大きくリードしていたのですが、差を詰められてしまい自分の実力不足としか言いようがないですね。とにかく悔しいです』
 
【レース2】2位・チャンピオン/#1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
『レース1で高橋巧選手がいれば負けていたと思います。レース2でも追いかけたかったけれど固くなっていたのか序盤ペース上がらず厳しかったですね。チャンピオンは、何度取っても緊張します。本当は(高橋巧選手と)バトルをして盛り上げたかったですけれど…。強力なライバルがいるからこそ、今シーズン、自分自身も、マシンも進化することができたと思います。野左根選手も成長してきていますし、来シーズンもさらにレベルアップして全日本を引っ張って行きたいと思っています』
 
【レース2】3位/#4 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
『チャンピオン可能性は少なからずありましたが、ボクの方が守るものがなかったのに、中須賀選手に負けてしまったのが悔しいですね。最低限2位でゴールしたかった。渡辺一樹選手も速かったので、意識し過ぎてしまったかもしれません。まだ来シーズンのことは決まっていませんが、また中須賀選手に勝つことを目標にトライして行きたいですね』
 
スタート
【レース2】スタート
 
#1中須賀克行と#4野左根 航汰のバトル
【レース2】#1中須賀克行と#4野左根 航汰のバトル
 
優勝した高橋巧の走り
【レース2】優勝した高橋巧の走り
 
優勝した高橋巧と宇川徹監督
優勝した高橋巧と宇川徹監督
 
中須賀克行が文部科学大臣杯を受賞

2019年全日本チャンピオン/中須賀克行が文部科学大臣杯を受賞

 
2019年全日本チャンピオン/中須賀克行
2019年全日本チャンピオン/中須賀克行
 
2019年各クラス全日本チャンピオン
2019年各クラス全日本チャンピオン
(写真左から)ST600:小山知良、J-GP3:長谷川聖、J-GP2:名越哲平、JSB1000:中須賀克行
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita & Y.Harada(c)
 
| Top |