Facebook Twitter
レース情報 ライセンス ダウンロード おすすめショップ 当協会について
 
rece
種目別最新情報
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree01 エンデューロ
tree02 その他競技種目
レース観戦情報&レース結果
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree02 エンデューロ
レースカレンダー検索
TV放送予定
tree02 BS , 動画配信
国内競技規則書
FIM規則(和訳)
公認車両
公認部品・用品
マウスガードについて
委員会レポート
アンチドーピング
熱中症を予防しよう
全日本選手権シリーズランキング
エンジョイ!!バイクレース
 

| INDEX | Rd1 MOTEGI | Rd2 SUZUKA2&4 | Rd3 SUGO | Rd4 TSUKUBA |
| Rd5 MOTEGI 2&4 | Rd6 OKAYAMA | Rd7 AUTOPOLIS | Rd8 MFJ-GP/SUZUKA |

オートポリス

| エントリーリスト | 公式予選結果[Race1] | 公式予選結果[Race2] |
| 決勝レース[Race1] | ラップチャート | 決勝レース1レポート |
| ウォームアップ |決勝レース[Race2] | ラップチャート | ランキング | 決勝レース2レポート |

全日本ロードレース選手権ST600

文部科学大臣杯 
2019 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦SUPERBIKE RACE in KYUSHU

主催:オートポリスサーキット(4.674km)
決勝レース1レポート
開催日:2019-10-5
Weather :晴 / 21℃ Track :ドライ
公式レポート(PDF) 2019Rd7AP_Express.pdf
中須賀が強さを見せつけ今季4勝目!
野左根が2位に入りヤマハファクトリーが1-2
レース2ではHonda、Kawasakiの巻き返しなるか!?

 全日本ロードレース選手権も、シリーズ7戦目を大分県・オートポリスで迎えた。今回を含め残り2戦となり、いよいよ2019年シーズンも大詰め。JSB1000クラスは、5月の第3戦SUGO以来の2レース制となっており、土曜日に予選・レース1が行われた。

 前週に行われた公式テストから好タイムを刻んでいた中須賀克行を中心にレースウイークは、進んで行くかと思われたが、初日となった金曜日は、雨上がりですべりやすくなっていた路面の影響もあり、中須賀は4番手に沈んでいた。かわってトップタイムをマークしたのは、後半戦に入って調子を上げている水野涼だった。高橋巧もタイムを縮め2番手とHonda勢が1-2を占めていた。この時点で中須賀は、路面コンディションが回復しなければ厳しくなる、と語っていたが、土曜日は、コンディションがよくなってきていた。公式予選で中須賀は、自身の持つコースレコードを更新する速さを見せる。これは、2番手の高橋を約1秒も引き離す驚異的なものだった。セカンドタイムもトップとなり、両レースでポールポジションを獲得する。チームメイトであり、前戦岡山ラウンドで優勝した野左根も3番手につけヤマハ勢が巻き返してくる。

 決勝が始まるとフロントロウの3台は好スタートを切り中須賀がホールショットを奪うが、1つギアを落とし損ねてしまったため加速が鈍り、野左根が前に出て行く。後方では水野が3番手で1コーナーに入り、立ち上がりで高橋がクロスラインを取り前に出て行くが、その直後の3コーナーへのブレーキングでインを取った水野が抜き返す。オープニングラップは、野左根が制し、中須賀、水野、高橋、岩戸亮介、渡辺一馬、加賀山就臣、渡辺一樹、秋吉耕佑、前田恵助と続いていた。トップを走る野左根は、1分48秒台中盤でラップを重ねレースをリード。このペースを見た中須賀は、予想以上の好ペースのため2番手をキープし、勝負するチャンスを待つ。その後方につける水野は、中須賀のすきを伺うが、前に出ることができないでいた。レース序盤、トップグループは、野左根を先頭に中須賀、水野、高橋、渡辺一馬、岩戸が形成。徐々に渡辺一馬が遅れ、トップグループは4台に絞られてくる。

 レースも折り返しを過ぎると、水野のペースが上がらなくなってくる。これを見た高橋は、13周目の第2ヘアピンで水野をかわして3番手にポジションを上げ、ヤマハの2台を追う。トップ争いが動いたのは17周目だった。野左根をピタリとマークしてきた中須賀は、1コーナーで前に出るとラストスパートに入る。このペースに野左根も対応し、中須賀について行くが、高橋は、ここで遅れ始め、トップ争いはヤマハ同士の一騎打ちとなる。何とか仕掛けたい野左根だったが、中須賀はすきを与えず、そのままチェッカー。今シーズン4勝目を地元・九州でマークした。野左根は、最終ラップにファステストラップを出す意地を見せたが惜しくも2位。3位に高橋が入ったことで、高橋が202ポイント、中須賀が186ポイントとなり、両者の差は、16ポイント。残り3レースで、タイトル争いも、どう展開されるか注目したいところだ。

 水野は4位、渡辺一馬が5位、6位に渡辺一樹、7位に岩戸、8位に秋吉、9位に加賀山、10位に濱原颯道と続くトップ10となった。

 レース2も、中須賀を中心に野左根、高橋、水野の4台がトップ争いを繰り広げそうだ。カワサキのホームコースで巻き返したい渡辺一馬も、トップ争いに加わりたいところ。

 日曜日も、いい天気に恵まれそうなオートポリス。さわやかな秋晴れの下で繰り広げられる激戦を楽しんで欲しい。20周で争われるJSB1000クラスのレース2は、14時25分にスタート予定!

 
表彰台
表彰台/優勝:中須賀克行、2位:野左根航汰、3位:高橋巧
 
#1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
「スタートは、うまく決まったのですが1コーナーでギアを一つ落とせず、加速が鈍ったところで野左根選手に前に行かれてしまいました。野左根選手が思った以上に、いいアベレージで走っていたので、後ろでリズムを作るのに、ついたり離れたりしながら、水野選手も後ろから仕掛けて来ていましたし、10周目辺りから、落ち着いて来ていました。自分の速いところと遅いところを見定めながら、2番手をキープしながら、いつ勝負を仕掛けるかを考えていました。本当はラスト1周で前に出ようかと思っていたのですが、それもリスクがあったので少し早めに前に出ました。そこからプッシュしましたが、しっかり野左根選手もついて来ていたので何とか抑え切れてよかった。地元でパワーをもらって勝つことができてよかったです。レース2も、この勢いで行きたいですね」
 
#4 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2
「スタートは、ボクもよかったのですが、1コーナーで中須賀選手がちょっとオーバーランしかけたので"わざとかな?"と思って前に出ました。レース引っ張ろうと1分48秒台中盤くらいで走りましたが、6台くらい付いて来ていたのは分かっていました。自分としては、最終ラップにファステストラップ出せたくらいでしたから、それほど速く走っていたつもりではありませんでした。最後も勝負ポイントで強くなく、最終セクションでもイン入りたかったのですが、仕掛けることができませんでした。前戦の岡山国際で優勝して、ステップを踏めました。もう一つ、ステップを踏めれば、中須賀選手と勝負できると思っていますし、レース2では、それを実現したいですね」
 
#13 高橋 巧 Team HRC
「スタートはまずまず決まったので、2番手で入れるかと思ったら野左根選手がすごい勢いで加速して来て、水野選手も入って来たのでクロスラインを取ったのですが、前に出られず4番手にいました。公開テストからレースウイークにかけて、かなりセットを変えるチャレンジに出て、それがいい方向に行っていましたが、ロングランができていなかったので、最後は少し足りなかったという感じです。レース2では、水野選手を見習ってレースをかき回して行きたいですね」
 
スタート
スタート
 
序盤のトップ争い
序盤のトップ争い
 
終盤のトップ争い
終盤のトップ争い
 
中須賀克行
中須賀克行
 
TXT: T.Sato/Photo : H.Wakita, Y.Harada (c)
| Top |