10月5日(土) 公式予選 天候:晴 コース:ドライ 観客:2,415人
日曜日は、朝方からオートポリス特有とも言える霧に見舞われ、雨も降り、肌寒いコンディション。朝のウォームアップ走行は、その影響を受け、中途半端な路面状況で行われた。 そしてレース2がスタートする。好スタートを見せたのは、3番手グリッドの水野涼だった。ホールショットを奪いレースをリード。2番手に中須賀克行、3番手に野左根航汰、4番手に高橋巧、5番手に渡辺一馬、6番手に渡辺一樹、7番手に岩戸亮介、8番手に 加賀山就臣、9番手に秋吉耕佑と続いていた。第2ヘアピンでは、高橋が野左根をかわし3番手に上がり、オープニングラップは、そのまま水野が先頭で戻って来る。トップグループは、早くも9台のグループとなっていた。2周目の1コーナーでは、渡辺一樹が渡辺一馬をかわし5番手に浮上。ジェットコースターストレートエンドの右高速コーナーでは、野左根が高橋を抜き返して3番手に上がる。さらに渡辺一樹が3周目の1コーナーで高橋のインに入り4番手に浮上してくる。 4周目のホームストレートに入ったところでトップグループの最後尾につけていた秋吉が足を上げスローダウン。マシントラブルが発生しリタイアとなってしまう。このころからトップグループは、水野、中須賀、野左根、渡辺一樹、高橋巧、渡辺一馬の6台に絞られてくる。8周目の1コーナーでは野左根が中須賀をかわし2番手に上がると、トップを走る水野のテールを伺う。渡辺一樹がトップ3についていけなくなってきたのを見た高橋は、9周目のホームストレートで前に出て4番手に上がると前を行く3台を追撃。水野、中須賀、野左根、高橋がトップグループを形成し、健闘していた渡辺一樹は、このペースについて行くことができない。渡辺一馬も10周目に渡辺一樹をかわして5番手に上がりトップグループの後方につけていた。 レースも終盤にさしかかろうかと言う14周目。3コーナーで再び中須賀をかわした野左根は、続く第1ヘアピンで水野のインを突きトップに浮上する。さらに中須賀も前に出て行き、ヤマハが1-2。水野も第2ヘアピンのブレーキングで仕掛けるが、クロスラインで野左根がトップ。水野が2番手、中須賀が3番手、高橋が4番手、渡辺一馬が5番手というオーダー。15周目の1コーナーでは、水野が再びトップを奪いレースをリードする。その後方には、野左根をかわした中須賀が2番手に上がると16周目の上りのS字区間で水野をかわし、このレースで初めてトップに浮上する。水野も意地を見せ17周目の1コーナーで中須賀のインに入るが、クロスラインとなり中須賀が前へ。野左根も続き第2ヘアピンで水野をかわし2番手に浮上。 ここからは、レース1の再現とも言える展開となり、ラストスパートをかける。中須賀は、残り2周となった19周目にファステストラップをマーク。追いすがる野左根を引き離しトップでゴール。絶妙なレースメイクを見せダブルウインを達成した。野左根は、0秒861差の2位。その後方では、Honda同士のバトルが最終ラップに繰り広げられた。高橋が第2ヘアピンで水野を捕らえ3位争いを制し、水野は悔しい4位となった。5位に渡辺一馬、6位に渡辺一樹、7位に岩戸、8位に前田恵助、9位に加賀山、10位に亀井雄大と続いてゴール。以下、濱原颯道、関口太郎、生形秀之、柳川明、津田拓也、津田一磨、星野知也、伊藤和輝、清末尚樹、小島一浩と続きポイントを獲得した。 暫定ランキングトップの高橋と2番手の中須賀とのポイント差は11となり最終戦MFJ-GPで決戦を迎えることになった。