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オートポリス


全日本ロードレース選手権ST600

文部科学大臣杯 
2019 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦SUPERBIKE RACE in KYUSHU

主催:オートポリスサーキット(4.674km)
決勝レポート

●開催概要:
10月6日(日) 決勝レース
天候:晴 コース:ドライ
観客:4,020人

10月5日(土) 公式予選
天候:晴 コース:ドライ
観客:2,415人

村瀬健琉がJ-GP3初優勝!
長谷川聖が2位に入りシリーズチャンピオンを決める!!!

 前戦の岡山ラウンドでタイトル争いを繰り広げている鈴木大空翔が村瀬健琉の転倒に巻き込まれたため、今回の第7戦オートポリスで暫定ランキングトップに着ける長谷川聖が23ポイント差をつけて迎えた。鈴木の前でゴールすれば、ほぼタイトル決定という上棟だった。しかし、前週に行われた公開テストで長谷川は転倒を喫し、左手小指をはく離骨折、腱も痛めるケガを負ってしまう。レースウイークに入り走り始めると思った以上に、ライディングに影響があったため、今回のタイトル決定はないのではというのが大方の見方だった。

 15周で争われた決勝。2列目5番手グリッドからスタートした鈴木がホールショットを奪い、ポールポジションの栗原佳祐、高杉奈緒子、細谷翼、岡崎静夏、長谷川、福嶋佑斗、中山愛理、藤井謙汰と続いて行く。6番手グリッドの村瀬健琉は、スタートで大きく出遅れ11番手で2周目に入って行く。長谷川は2周目の3コーナーで4番手に上がると、第2ヘアピンで番手に浮上。その勢いのまま3周目の第2ヘアピンで鈴木をかわしてトップに立つ。一方、栗原は、一時は7番手まで下がっていたものの、周回毎にポジションを上げ3周目に鈴木、長谷川の背後につけると4周目に鈴木をかわし2番手に上がり、5周目のホームストレートでトップに浮上する。続く6周目の1コーナーでは、福嶋がトップに立つなど目まぐるしくポジションを入れかえる。トップ争いは、福嶋、鈴木、長谷川、栗原、細谷、やや間隔を空けて高杉、岡崎、中山、村瀬と続いていた。ここから村瀬は、さらに追い上げ、トップグループに加わってくる。

 タイトル争いを繰り広げる鈴木と長谷川がレースをリード。タイトルを決めたい長谷川、前でゴールしたい鈴木と思惑が交錯する。レースも終盤に入ろうかと言う10周目には、鈴木を先頭に村瀬が2番手に上がり、長谷川、細谷、福嶋、栗原、中山とトップグループは、7台に絞られてくる。続く11周目の1コーナーでは、栗原が一気に2番手に上がると、第2ヘアピンでトップに浮上する。鈴木も意地を見せ、その直後のジェットコースターストレートエンドの右高速コーナーで栗原を抜き返すが、上りセクションで栗原が前に出る。そして残り3周を切る12周目の1コーナーでは、村瀬が、このレースで初めてトップに浮上。3コーナーでは、長谷川がトップに、栗原も第2ヘアピンで村瀬をかわすと、上りセクションで再び栗原が前に出る。これに続きたい鈴木だったが、14周目の1コーナーでインに入ってきた福嶋と接触しそうになってしまいトップグループ最後尾の7番手にポジションを落としてしまう。

 そして栗原、長谷川、村瀬、福嶋、細谷の順でファイナルラップに突入して行く。ホームストレートで横一線に並ぶと1コーナーでは長谷川がトップに浮上。福嶋、村瀬、栗原も並びながら3コーナーに向かって行く。3コーナーへは、長谷川、村瀬、福嶋、栗原の順だったが、第1ヘアピンで福嶋のインに栗原が入る。そして第2ヘアピンへのブレーキングで長谷川のインを突いた村瀬がトップに浮上。そのままトップの座を守りきった村瀬が、うれしい全日本J-GP3クラス初優勝を飾った。長谷川は2位に入り、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを決めた。栗原が3位、福嶋が4位、細谷が5位、中山が6位と続き、鈴木は悔しい7位となった。

 
表彰台
表彰台(左から 長谷川聖/村瀬健琉/栗原佳祐)
 
優勝/#392 村瀬 健琉  ミクニ テリー&カリー
『勝つことはできて、すごくうれしいです。スタートで出遅れてしまい、最初はペースを上げられなくて、後方でくすぶっていましたが、徐々にポジションを上げて行けました。トップに出ても自分のペースで走ろうと思っていましたし、それができたのでよかったです。岡山では、結果的にフロントが足りなくて転倒してしまったので、今回は、コーナー進入の感じを対策してきました。最後にブレーキングで入ることができたのは、成長できたと思いますし、支えてくださったチームのおかげです。今回は、テストから、いいフィーリングで来ていたので、最終戦もいいペースで走れるようにしたいですね』
 
2位/#36 長谷川 聖 CLUB Y's
『事前テストでケガをしてしまいウエットなら走ることは、できましたが、ドライでは、クラッチを握れず思うように走ることができなかったので、最終戦でチャンピオンが決められればいいと思っていました。しかし、決勝は、集中できたのか、アドレナリンが出たのか、意外に普通に走ることができました。レース中は、チャンピオンのことを考えて鈴木選手のポジションを見ながら走っていましたが、前に出て行けたので優勝を狙おうかと思ったときもありました。結果2位でしたが、チャンピオンを決められてよかったです。出身が鹿児島なので地元の友人もたくさん応援に来てくれたので、すごく励みになりました。チームを始め、応援してくださったすべての皆さんに感謝します。今シーズンはチャンピオンのことしか考えてなかったので、鈴鹿はぶっちぎりたいですね』
 
3位/#17 栗原 佳祐 WJ-FACTORY
『集団になると思っていましたが、自分のタイヤと相談して走っていました。中盤から後半にかけて、若いライダーしかけてくるのでレースラップが落ちるのは、今シーズンのこれまでのレースを見ていて分かったので冷静にと、自分を落ち着かせてペースを作って行きました。トップを狙うためには、残り5周くらいで前に行かないといけないので、ちょっとずつポジションを上げて行き、最後に勝負できればと思っていましたが、自分のポジティブな面とネガな部分を考え、できることをやろうと全力を尽くしました。その結果が3位でした。勝ちを取るためには、少し足りませんでしたね』
 
レーススタート

レーススタート

 
トップ争い
トップ争い
 
優勝した村瀬健琉
優勝した村瀬健琉
 
新チャンピオンとなった長谷川聖
新チャンピオンとなった長谷川聖
 
優勝した村瀬健琉
優勝した村瀬健琉
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita & Y.Harada(c)
 
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