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写真&レポート
 
最後は安定の勝利。 小川友幸、
今季2勝目を挙げる。

野崎史高は2連勝ならず。
強さは確実に増している。

柴田は昨年に続き表彰台。
小川毅士の追撃を振り切る。

国際A級スーパークラス

2018全日本トライアル選手権シリーズ第4戦北海道大会

2018年全日本選手権、第4戦北海道大会。いつも海の日のからむ連休の日曜日に開催されているが、今年も例年通りの開催だ。

今回は、参加者が90名を数えるという、北海道大会としては過去にないにぎわいとなった。会場はいつもの和寒町わっさむサーキット。10セクション2ラップを基本とするセクション設定も、おおむねなじみ深いものだった。土曜日は日差しが暑いいいお天気だったが、天気予報は土曜日夜からなかなかの雨が降ると伝えていた。セクションは雨設定に切り替えられて、覚悟の上の雨の北海道大会が始まった。

■国際A級スーパークラス

ランキングトップの黒山健一(ヤマハ)が、同日に開催されるフランスGPにヤマハの電動トライアルマシンTY-Eで出場することになり、今回の北海道大会は欠場となっている。その他、諸事情あって野本佳章、砂田真彦も欠場し、今回の参加は14名。欠場が続いていた成田亮(シェルコ)、平田雅裕(スコルパ)は戦線復帰を果たしている。

国際B級のスタートの頃にはいったん上がっていた雨も、このクラスのスタートの頃にはまた降り始め、雨のわっさむとの戦いがライダーを苦しめることになるのだが、雨を予想してセクションが仕立て直されているだけに、トップライダーにとってはクリーンの出る設定が多かった。特に前半、第7セクションまではすべてをクリーンすることが優勝争いの条件ともなっていた。小川毅士(ベータ)は第1、第5で5点、柴田暁(ヴェルティゴ)は第4で5点となっていて、こういう失敗でトップ争いから離されていく。

第7セクションまでをオールクリーンしたのは小川友幸(ホンダ)。黒山不在の今回、チームとしても、自身のためにも小川を倒して願わくば初のタイトル争いに持ち込みたい野崎史高(ヤマハ)は、第5セクションで1点。僅差で小川を追う。いつもは第4、第5、第7が勝負どころとなっていたのだが、トップ争いにとっては足をついてはいけないセクションとなってしまった。

しかし第8セクションからの後半で戦況が変わった。小川が3点、5点、5点と失敗していくのを尻目に、野崎は第9セクションをクリーン。わずかだが小川をリードして1ラップを終了。九州大会に続いて2連勝が期待される状況になってきた。

2ラップ目。しかし野崎が痛恨のミス。クリーンセクションの(もちろんトップにとっては、という意味だ)第2セクションでミスをして5点となった。わずか3点のリードは逆転されて、野崎が小川を追う展開となった。

なんとか再逆転をしたい野崎だが、第5で1点を加え、難度の高い後半3セクションでも小川との点差を思うようにつめられない。10セクション2ラップが終わったところで、小川と野崎の点差は2点。小川のリードでSSを迎えることになった。

おなじみのSS第1は、トライするライダーを次々にたたき落としていく。それでも平田貴裕(スコルパ)、氏川政哉(ガスガス)が3点でなんとか抜け出ていくのを見ると、トップライダーのトライに期待が集まってくる。

そして小川毅士、柴田暁とクリーンが出た。この二人は3点差で3位表彰台を争っていたから、小川がクリーンを出したあと、柴田が5点となれば逆転となるところだったが、柴田もよくこらえてクリーンをたたき出している。

ところがその後にトライした野崎は、最後の岩を越えた後にセクションの外に出てしまった。5点だ。2点差で小川を追っていた野崎にとって、ここでの5点は致命的な失点となった。野崎の後にトライする小川にとっては、5点でも2点リードのまま、3点なら5点差となり、たとえSS第2で野崎がクリーン、小川が5点となったとしても両者は同点、クリーン数差で小川の勝利という計算で、もちろんクリーンすればその時点で小川の勝利が確定する。

はたして最終トライとなった小川は、美しくクリーン。この時点で北海道大会の勝利者は小川友幸となった。

最終SSは、ホイールベースより若干広い間隔で並ぶコンクリートブロックを飛んでいく最後のポイントが難所で、みなここでマシンを落として敗退していった。小川毅士も柴田もうまくいかなかった。抜けられたのは野崎と小川友幸、たった二人だけ。野崎はこのSS第2で、勝利を争う権利のあるライダーをしっかりアピールすることになった。

3位は小川毅士を3点差で退けた柴田。小川毅士との勝負はこれで3連勝だ。4位小川毅士に続く5位は、最年少、氏川が入った。6位は齊藤晶夫(ホンダ)。氏川には8点差だった。

黒山が不在となったことで、ランキングにも若干の変化がある。小川友幸がランキングトップに躍り出て、2位は野崎。小川のランキングのリードは5点。黒山は3位で、小川には18点差となった。今回3位の柴田は黒山に迫ったが、黒山に2点差のランキング4位となっている。


【小川友幸のコメント】

あぶない勝利でした。運があった戦いです。途中は野崎選手にリードされて、ライバルのミスを待たなければいけないがまんのトライアルを強いられるタイミングもありました。SS第1で勝利が決まるまで、今日の勝負はまったくわからない状態でした。これでランキングも少しリードをしましたが、得意パターンで失敗したりと、納得いかないところも多いので、体調面のケアを含め、次までにしっかり調子を整えていきたいと思います。

【野崎史高のコメント】

勝てませんでした。勝負はできていたのですが、自分のミスと、1点だと思っていたところが3点の判定だったりというのがあって、負けてしまいました。2ラップ目の第2セクションでの5点は痛かったですが、2ラップ目の最終が1点で終わっていれば、SSに小川選手と同点で挑めていたので、流れは変わったかもしれません。

【柴田暁のコメント】

本当は、もっと上位を目指していかなければいけないのですが、3位表彰台を獲得できて、負けられない戦いで3点差を守れたのはよかったですね。SSではむちゃくちゃプレッシャーがかかりましたが、結果が出てよかったです。


小野は、雨の流れを読みながら
2ラップ目にトップに浮上した。
中央の小野貴史と2位となった
寺澤慎也(左)。右は徳丸新伍

国際A級

26名の参加者による国際A級。優勝争いは、悪コンディションの中、そこそこの神経戦となっていた。1ラップ目、トップの減点は5点。5点を取ってしまっては勝利の権利がぐんと薄まっていく。

1ラップ目のトップは、宮崎県から参加の徳丸新伍(ホンダ)だった。しかしたった1点差で、小野貴史(ホンダ)と寺澤慎也(ホンダ)が追いかけている。気の抜けない戦況だ。しかしけっして5点をとる可能性がないセクションばかりではない。この3人以外は、みなひとつやふたつの5点を取ってしまっている。

2ラップ目、徳丸が減点を増やしてしまう。5点はひとつもなかったが、3点二つ、2点二つ、1点一つで11点。1ラップ目の倍以上の減点だ。雨が降ったり止んだりする気候では、走れば走るほどコンディションは悪化することもある。それでもトップ争いは、減点を最小限におさえて2ラップ目を回ってきた。

1ラップ目に6点をマークした二人、小野と寺澤は、2ラップ目もまた、9点で最小限点を記録した。トータルでは、ふたりは15点で同点だ。しかしクリーン数では、小野が15、寺澤は12。勝負はこのクリーン数3の差で、小野の勝利となった。

1ラップ目トップの徳丸はこの二人はわずか1点差で3位。トータル10点台はこの3人だけだった。

今回の戦いを終えて、ランキングトップは小野のものとなった。これまでのランキングトップの永久保恭平(ベータ)が、小野に4点差で2位、武井誠也が永久保と同点で並んでいる。

【小野貴史のコメント】

今日は最初からいい調子でした。滑るところ、滑らないところがはっきりしていたので、その読みがはまってうまくいきました。雨が降ったり止んだりだったので、降っている間のコンディションが変わらない状況でできるだけ走ろうとマインダーが作戦を立ててくれたのもよかったです。2009年の大雨以来、北海道では2度目の勝利です。

 


レディースはやっぱりこの人
2位に50点差のぶっちぎり

西村亜弥の真ん中に
2位佐々木淳子(左)と寺田智恵子

 

国際B級

またまた西村亜弥(ベータ)が素晴らしい走りを披露した。10セクション2ラップの戦いで、2位に50点の大差をつけた。

第8セクションだけは足をつきながら下っていくしかなく、うまくいって3点ということだったが、それ以外はクリーンが可能という。レディースクラスの誕生で参加するレディース全員のレベルアップが目覚ましいが、その頂点を走る西村の向上心が誰よりも強い。

ここまで、3戦連続で2位となった小玉絵里加は日本GPでの負傷が癒えず今回は欠場。シーズン前の負傷の療養中の小谷芙佐子も今回はまだ伏羲が間に合わず。参加は4名となったが、2位争いはなかなかの接戦。佐々木淳子(ベータ)が5点差で山中玲美(ホンダ)を下して2位に入ったが、4位となった寺田智恵子(スコルパ)も、佐々木と山中が5点になっているセクションを抜けるなど、それぞれ収穫を残した北海道大会となった 。

【西村亜弥のコメント】

今日はまぁまぁでした。くやしいミスは3つ。それがなければ第8セクション以外はクリーンができたと思います。B級と同じところが多かったので、むずかしい設定だったんだと思いますが、きのうの練習のずるずる感に比べると意外にグリップがよかった印象もありました。50点差をつけられたのはうれしいです。でも、まだまだもっとやれると思います。

 

冨名腰慶亮、初優勝。
沖縄からのはるばる遠征。

左から2位小野田瑞樹、冨名腰
3位山森篤志は代理の人

 



朝一番のスタートとなった国際B級、スタート時には雨が一瞬止んでいた。早いライダーが1ラップ目を終える頃に雨が降り、時折強く降りながら降ったり止んだり。コンディションはむずかしかったが、戦いは僅差だった。

優勝は冨名腰慶亮(ホンダ)。はるばる沖縄から参加を続けている冨名腰は、これが初めての全日本勝利だった。1ラップ目の3位から、2ラップ目に6点のベストラップを叩き出して勝利した。

2位となったのは小野田瑞樹(スコルパ)。減点数は冨名腰と同点、クリーン数も同じだが、1点の数で勝利は冨名腰、小野田はあと少しでくやしい思いをすることになった。

前回の勝利でランキングトップに出た和気聖司(ガスガス)は1ラップ目にエンジンを焼き付かせてしまい、これを修理して戦列に復帰することになった。それでも5位となったのは踏ん張りは素晴らしかったが、ランキングトップは9点差で冨名腰のものとなった。ランキング3位は今回3位の山森篤志(ホンダ)。今回2位の小野田はランキング5位に浮上。国際A級昇格ラインにはい上がってきた。

【冨名腰慶亮のコメント】

初優勝です。今年は雨模様が多くて、滑るセクションでイージーミスが多かったのですが、今回は1点2点を大事にしようと走りました。それでも1ラップはミスが出ていたのですが、2ラップ目にはしっかりした走りができました。沖縄とは土質とかがちがうので、チームの皆さんにアドバイスをもらって練習してきた成果です。