土曜日の朝、全日本クラスに先立って行なわれた公式予選では、インタークラスでポイントランキングを争う村瀬健琉がポールポジション、笠井悠太が2番手につけた。
日曜日のスケジュールが台風24号の影響ですべて中止となったため、今大会での決勝レースはJP250クラスのみとなった。夕方から行なわれたその決勝レースでホールショットをとったのは、予選3番手ナショナルの横山尚太だった。村瀬、笠井、インターの森俊也とそれに続くが、その後序盤からレースをリードしたのは村瀬、笠井のトップ争いだった。
激しく続いた笠井と村瀬のトップ争いは、順位を入れ替えながら終盤まで展開された。しかし、12周のレースが残り2周となった10周目のWヘアピンで笠井が転倒、大きく遅れてしまう。これで単独トップとなった村瀬がトップでチェッカーを受け、初勝利を飾った。笠井は再スタートし14位(クラス6位)でフィニッシュしている。
2位に入ったのは3番手争いから抜け出ていたナショナルトップの西村硝。メンバーを入れ替えながら終盤に激しさを増した3番手争いだったが、先にチェッカーを受けた砂泊孝太がレース後に失格となり、代わって森が総合3位・クラス2位、成田彬人がクラス3位という結果となった。
ランキング争いは、インターでは村瀬が笠井を6ポイント差で逆転しトップに、ナショナルは西村が今回クラス2位に入った家根谷大晟との差を5から8へと広げトップをキープ、それぞれ最終戦鈴鹿で雌雄を決することになった。 |