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SUPERBIKE RACE in MOTEGI


全日本ロードレース選手権ST600

文部科学大臣杯 2017 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 TWIN RING MOTEGI SUPERBIKE RACE
主催:ツインリンクもてぎ(4.801km)

決勝レポート
開催日:2017-6/11
<イベント概要>

■2017年MFJ全日本ロードレース選手権第4戦
ツインリンクもてぎスーパーバイクレース

●開催概要:
6月11日(日) 決勝レース
天候:晴れ コース:ドライ
気温:26.3度

6月10日(土) 公式予選・決勝レース(JP250)
天候:曇り コース:ドライ〜ウェット
気温:25.7度

●会場:栃木県 ツインリンクもてぎ(1周4,801.379m)
●観客:土曜日:5,700人 日曜日:7,200人

 
古市右京が念願の全日本初優勝!

 朝から夏を思わせる日射しが差し込む好天に恵まれた決勝日。10:45に、この日最初の決勝レースとなるJ-GP3クラスがスタートした。

 ホールショットはポールシッターの古市右京が奪い、安村武志、岡崎静夏、小室旭の順に第1コーナーに進入する。オープニングラップからトップ争いが激しく、2コーナーからS字コーナーにかけて古市と安村がトップを入れ替え混戦を予感させる。V字コーナーでは予選9番手スタートの栗原佳祐が5番手に浮上する。オープニングラップは、安村、古市、岡崎、小室、栗原、伊達悠太、山中琉聖、中島元気、太田虎之進、宇井陽一の上位10台。古市はホームストレートで安村をパスしてトップ浮上、10台以上の先頭集団を引っ張る。しかしその直後の5コーナーで栗原がごぼう抜き、一気にトップに浮上する。5台が一気にダウンヒルストレートから90度コーナーにかけて進入、栗原がトップをキープ、2周目は栗原、安村、小室、古市、山中、岡崎のトップ6。ここに予選11番手の太田が加わり先頭集団は13台のパックとなる。スタートしてから4周で安村、栗原、古市、小室、山中と5人のライダーがトップに立つ小排気量のJ-GP3クラスらしい、つばぜり合いがいたるところで見られる大混戦となる。5周終了、6周目に入る頃に13台いた先頭集団が8台に絞られてきた。序盤に話題をさらった栗原のペースが徐々に落ち始め、8周目にはセカンドグループに吸収される。これで先頭集団は7台となる。

 レース折り返しの10周目、先頭の小室と2番手の古市の差は0秒121。続いて太田、山中、伊達、中島、安村の7台が1秒220秒の中にひしめく混戦。12周目の90度コーナーでは、小室のインから切れ込んだ太田がクリップにつけずバランスを崩すと、その背後にいた小室が失速、その隙に古市、伊達、山中にかわされ5番手にポジションダウン。トップで通過した太田であったがホームストレートで古市が前に出て行く。5番手に下がった小室は、14周目のダウンヒルストレートで一気に伊達、山中をかわして3番手浮上、ここで古市がスパートをかけて2番手の太田との差を広げ始める。これを見た小室はS字コーナーへの進入で太田をパスし、トップを行く古市を追いかける。小室は15周目に2分02秒361、16周目に2分02秒311のファステストラップを更新する走りで、古市との差を0秒358秒にまで追い詰める。

 レース終盤、5コーナーで小室がトップに立つと古市が130Rで抜き返す。小室、太田、古市が3ワイドでダウンヒルストレートに進入。小室がレイトブレーキングで90度コーナーをトップで立ち上がるがホームストレートで古市が抜き返してレースは残り2周。V字コーナーの進入で小室と太田が接触しかけて伊達、山中が前に出る。そして古市、伊達、山中、小室、太田、安村、のオーダーでファイナルラップに突入する。古市がそのまま逃げ切り全日本ロードレース初優勝を飾る。山中をかわした小室がポイントリーダーをかけて最後の90度コーナーに進入、伊達をパスして2位表彰台を獲得、3位には伊達が入った。スポット参戦で全日本デビューとなった山中はスタンダードマシンで健闘の4位。以下、太田、安村、中島、岡崎、船田俊希、栗原のトップ10であった。

 
GP3表彰台
 
優勝/#7 古市 右京  KTM RACING(写真中)
『身体もマシンもすごくいい状態にしてくれたチーム、メカニック、スタッフとサポートしてくれた皆さんに感謝しています。マシンにアドバンテージがあって、それを活かしたレースができればなと思っていたので優勝したことが本当にうれしいです。ラスト2周くらいでペースを上げたときに"勝てるかな"と思いました。全日本に参戦するようになって17年が経ちました。ロードレースを始めたころに両親がツインリンクもてぎにレースを観に来てくれました。すでに両親は他界していますが力をもらえたと思っています。あと先輩の加藤直樹さんからも力をもらえたのではないかなと思いました。序盤は安村選手たちと混戦になってしまい、これはまずいなと思い一度下がりました。その後、小室選手がペースを上げて来てくれたので、台数が絞られると思っていました。次戦に向けて計算はありません。チームと連携を取り自分がやるべきことをやって連勝したいですね』
 
2位/#17 小室 旭 Team P.MU 7C(写真左)
『残り2周くらいで90度コーナーで勝負できるように組み立てていたらミスをしてしまいました。昨日からリアがキツイのは分かっていたのですが、ミスを何回かしてしまい、その間合いを逃してしまいました。5コーナーで前に出たのはブレーキングでどこでも前に出られるんだということをアピールしたかったからです。終盤、後ろに誰がいるのか確認しようと思って後ろをみたら太田選手がいたので驚きました。若い子に囲まれてのレースだったのですが、彼らよりオートバイにアドバンテージがあったので、最終ラップは落ち着いて組み立て直そうとしました。しかし、自分のミスで古市選手をパスするまでには至りませんでした。そこでタイトルを争っている伊達選手とのバトルに集中しました。優勝はしたかったですが自分のミスでそのタイミングを逃してしまったので、廻りのメンバーを考えたら伊達選手の前でチェッカーを受ける事が大切だと思って切り替えました 』
 
3位/#64 伊達 悠太 BATTLE FACTOR(写真右)
『事前のテストからそうだったのですが、自分1人でペースを上げていくことができなくて、トップ集団についていこうと思ったら集団の中にいることしか選択肢がありませんでした。その中でもチャンスがあれば前に行こうとはしていたのですが、中盤以降なかなか抜け出せませんでした。最後までトップを狙っていて、ボクが前に出たときは古市選手までいけるかな、と言う距離でしたが、ラスト2周くらいから古市選手のペースが上がり、入れる距離ではなくなったので、この集団のトップでいようと切り替えました。小室選手に最後のダウンヒルストレートで横に並ばれたときに、そのまま外から行くか、ちょっと戻してでもイン側にラインを振るか迷ったのですが、冷静に考えればインに行くべきだったと思うのですが、その時は冷静になれず外から行ったら案の定インにつけず抜かれてしまいましたし、小室選手は速かったです。今後もこれまでと変わらず、しっかりチャンピオンを狙って次に繋げたいです』
 
レース

レース

 
トップ争い
トップ争い(#7古市右京、#17小室旭、#64伊達悠太)
 
古市右京の走り
古市右京の走り
 
古市右京
古市右京
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita (c)
 
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