ST600クラスの公式予選を前に、雨雲が突如発生し、40分間のセッション開始早々に土砂降りのため赤旗で走行が一旦中断された。すぐ止んだためにほどなくセッションは20分間の予定で再開された。ただ、空にはどんよりとした雲が広がっていることから、各ライダー共にすぐさまアタックモードに。長尾健吾、岡本裕生、國峰啄磨、奥田教介、亀井雄大らがタイムと順位を入れ替えていく。
中断前に転倒していた前田恵助だったが、幸いにしてダメージは少なく、またコースコンディションを見て再開後はドライでいけると確信して、アタックに臨んだ。その前田が1分57秒319をマークして3番手になると、56秒557へとタイムアップして長尾からトップを奪う。奥田、岡本らもタイムアップしてくるが、再開後10分ほど経過した時点で再び雨。ライダーはアタックを中断し、様子を見るが、結局そのままセッションは終了。前田がポールポジションを獲得することになった。 |