5月13日(土) 公式予選 天候:雨 コース:ウェット 気温:11.5度 ※各日とも15時現在
●会場:宮城県 SUGOインターナショナルレーシングコース(1周3,737.5m) ●観客:土曜日:1,800人 日曜日:3,300人
J-GP3クラス決勝日はひどい霧はなくなったが雨は止まず朝から肌寒い天気となる。前日の荒天の影響で決勝レースプログラムも変更され18周で争われることになった。 ホールショットは福嶋佑斗が奪い、小室旭、宇井陽一、中島元気、伊達悠太、栗原佳祐の順で1コーナーに進入する。2コーナーで小室をかわした宇井は、3コーナーで福嶋もかわしトップを奪う。伊達も中島をかわして4番手浮上、さらに4コーナーで栗原が中島のインをついて5番手に浮上、中島は6番手。バックストレートで小室が福嶋をパス、2番手に浮上、さらに110Rで伊達が福嶋をパス、3番手に浮上する。オープニングラップは宇井が制し、以下、小室、伊達、栗原、福嶋、中島、古市右京、長谷川聖、船田俊希、Peerapong Luiboonpengのトップ10。 トップ4台は、宇井と小室、伊達と栗原のバトルとなる。3周目の1コーナーで栗原が伊達をパスするが、4周目のSPインコーナーで伊達が抜き返す。その後、栗原をパスした伊達が宇井と小室に追いつき3台のバトルになる。トップ3台が1分46秒後半から47秒中盤に対し栗原は48秒後半、その差はどんどん開き6周目には2秒568差となる。そして7周目の馬の背コーナーで小室が宇井をパスし、トップ浮上。伊達もシケイン手前で宇井をパスし、2番手浮上する。 小室と伊達は1分46秒台にペースを上げると、宇井が遅れ始め、トップ2台によるバトルが始まる。宇井はペースが上がらず3番手を単独走行、その後方では栗原も4番手単独走行を続ける。 伊達は小室の背後にピタリとつき、11周目の2台の差は0.360秒、12周目は0.169秒、13周目には0.062秒とテールtoノーズのデッドヒートを展開する。14周目のバックストレートで伊達がイン側を突くが小室が抑える、110R立ち上がりからMCシケインにかけてアウト側から立ち上がり重視のラインで10%勾配を小室のスリップに入るべくピタリとつけるがホームストレートで伸びる小室のマシンは伊達を抜かせない。サイドバイサイドの手に汗握るバトルをレース中盤から後半にかけて展開する。 そして迎えた最終ラップ、4コーナーで伊達がインを突いてトップに立つ、しかしバックストレートで小室は伊達のスリップに入り馬の背コーナーで抜き返す、そして最終のシケインアウト側にラインを変えた伊達だが立ち上がりでやや失速、そのまま小室がトップチェッカー! J-GP3クラス初優勝を飾った。2位は伊達、3位は宇井のトップ3。4番手単独走行していた栗原に長谷川が追いつき、ファイナルラップで栗原をパス、4位長谷川、5位栗原、6位福嶋、7位中島、8位古市、9位船田、10位Peerapong Luiboonpengの上位10台であった。
レーススタート