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写真&レポート
 
第1セクションから好調
圧勝した小川友幸

2位に黒山健一
ダイナミックに攻める

3位の野崎史高
体調不良との戦いでもあった

国際A級スーパークラス

2014全日本トライアル選手権シリーズ第4戦北海道大会

毎年7月の全日本選手権は北海道大会。いつものとおり和寒町わっさむサーキットでの開催だが、セクションは新設となったものが多く、ダイナミックな設営がライダーにも人気だった。 雨予報もあったお天気の方は、開けてみれば熱中症が失敗されるほどの好天気。それでも小影では涼しい風が吹き、観戦には快適なコンディションだった。

■国際A級スーパークラス

10セクション2ラップとSSを2セクション。ほとんどのセクションが昨年に比べて変更を加えられ、いくつかのセクションは、これまでまったくセクションとして使われなかったエリアが開拓されて作られていた。斜度も急になったが、加えて微妙なアクセルワークも要求される、難度の高いセクション群となっていた。

そそり立つ崖が最後のポイントとなった第1セクションでは、斎藤晶夫(ホンダ)が3点で抜けたあとは5点ばかり。小川毅士(ベータ)も野崎史高(ヤマハ)も黒山健一(ヤマハ)も、みな5点。このまま全員が5点かと思われたときに、最後にトライした小川友幸(ホンダ)が見事なクリーン。これが、この日の流れを半ば決定づけることになった。

小川友幸はこのあと次々に難セクションをクリーンしていく。黒山だけが3点で抜け出た第6セクションでこそ5点となったが、これもぎりぎりのクリーンを狙っての5点だった。1ラップ目、小川友幸の減点は、ここと第9セクションでの1点のみ。小計6点は、2位黒山健一の12点の半分にしかならない。早くも圧勝パターンとなっていた。

2ラップ目、小川友幸はその好調ぶりにさらに磨きをかけてきた。1ラップ目に5点となった第6セクションもクリーンし、10セクションすべてをオールクリーンする勢いだ。その夢は、第7セクションでの1点減点でついえてしまったが、それでも黒山以下には圧勝。2ラップを終えて、黒山20点に対し、小川友幸は7点。残るSSの2セクションを前に、早々と優勝を決めたのだった。

SSの第1は、これも難セクションだった。8名のライダーが玉砕。黒山健一がようやく1点でここを抜けると、最後にトライした小川友幸は、信じられない正確なライディングでクリーン。すでに勝利は決まっているものの、集中力にはますます確固たるものになっていた。

【小川友幸のコメント】

ちょっとしたミスで5点となるセクションが多かったので、気が抜けませんでした。第1セクションでクリーンしたので流れを作ることができましたが、逆に心残りは2ラップ目にオールクリーンできなかったことと、SSの第2セクションをクリーンできなかったこと。登れなくて5点となったのではなく、登っていながらバランスを崩して落ちてしまったのがくやしいです。それでも今シーズンはいい戦いができているので、もっと勝ち続けられるようにがんばりたいと思います。

【黒山健一のコメント】

結果は負けてしまいましたが、このところ、なにをやっても調子が出ない状況に悩んでいた、その点については抜け出せたような気がします。今回は自分の走りができて、その結果の2位でしたから、負けたのは悔しいですが、満足はしています。今シーズンは正直苦しい戦いですが、今年は勉強の年だと思って、残るシーズンを戦います。

【野崎史高のコメント】

今回は、実は大会前に体調を崩してしまい、点滴を受けながら会場へ向かうことになりました。マシンも土曜日の練習で不調をきたして、急きょスペアマシンに乗り換えての大会参加となりました。スペアマシンは仕様もちがうので、いけるはずのセクションでことごとく5点となりましたが、その中で3位となれたのは、この状況を考えればよい結果だったと思っています。


IAは藤原慎也の優勝
今シーズン2勝目である
IA表彰式、藤原(中央)
2位小野(左)3位砂田(右)

国際A級

IASほどではないが、豪快な設定が若い選手のチャレンジ心に火をつけた。 優勝したのは第2戦で勝利した藤原慎也(オッサ)。ダイナミックなセクションを走るのが好きという藤原の、小野貴史(ホンダ)、砂田真彦(ホンダ)の追い上げをかわしての勝利だった。

ランキング争いでは、2勝の藤原に対し、ランキング2位の岡村将敏(ガスガス)は今回5位と成績を落としてしまった。この結果、ランキング2位は1勝している佐藤優樹(ホンダ)が2位、同点で岡村が3位となっている。どちらも藤原には10点差をつけられている。

今回は、昨年のIBチャンピオンの倉持俊輝(ガスガス)をはじめ、中里侑(ガスガス)、小谷一貴(ベータ)など、初めてポイントを獲得した若手ライダーが何人か誕生した。これをジャンプボードに、大活躍を期待したい。

なお昨年に続き、賞典外で成田匠が電動マシンを走らせた。賞典外なので結果はないが、内容的には去年をしのぐものとなっている。

【藤原慎也のコメント】

今日も、いい感じで走ることができました。北海道は毎年成績がよいですし、相性がいいんだと思います。ダイナミックな設定も好きです。この前勝ったときもそうでしたけど、集中のしかたを見つけたので、それで結果がよいのだと思います。ランキングでも2位以下を少し話すことができたので、この勢いでタイトルに向かって進みたいと思います。

 


久岡孝二が優勝する
今シーズ3勝目

若手が並ぶIB表彰式、久岡(中央)
2位氏川(左)3位倉持(右)

 

国際B級

表彰台の1位と2位はいつもこのふたり。久岡孝二(ガスガス)と氏川優雅(ガスガス)。いつもはほんの数点差だったが、今回はちょっとちがって5点の"大差"となった。

1ラップ目、氏川が1点をついたのに対し、久岡はオールクリーン。いつもの、1点差での戦いだったが、2ラップ目の第1セクションで氏川が痛恨の5点。ホッピング中にタイヤがテープの外に出たという判定で、これで点差は一気に6点に。その後、久岡が1点ずつ2回減点し、氏川は1点。2点と7点で、久岡が今シーズン3勝目を飾ることになった。

3位には、初めてのポイント獲得が表彰台となった倉持晃人(ガスガス)が入った。

【久岡孝二のコメント】

今日は、いい走りができました。今までで一番よかったかもしれません。この調子で、残る今シーズンも戦えればいいと思っています。前回はけがの影響で本調子でないところがありましたが、今はまったく問題ありません。残るシーズンも、勝利を目指して走ります。

 



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