2014年7月24〜27日まで開催された夏のバイクの祭典・鈴鹿8時間耐久ロードレース。25日(金)に予選、26日の土曜日には予選10番以内のチームを対象にトップ10トライアルが行われ、#34 ヨシムラ スズキ シェル アドバンスの津田拓也選手が2分06秒703を叩き出し、ポールポジションを獲得した。
27日決勝当日。朝には青空が広がっていたものの、スタート時間が近付くと鉛色の雲で覆われた鈴鹿サーキット。ポツポツと降ってきた雨は次第に強くなり、鈴鹿8耐史上初のスタートディレイ。これにより6時間55分の耐久レースとなるとともに、ウェット宣言が出された。
スタートから波乱の展開となった鈴鹿8耐。悪天候のなか、ホールショットを奪ったのは、#17 Team KAGAYAMA & VerityのD・エガーター選手。その後、雨は上がり次第に路面はドライへ。そのなか、#11 F.C.C. TSR Hondaの秋吉耕佑選手とJ・レイ選手が他を寄せ付けない速さでトップを快走。2位以下を引き離し、一周差をつけるまでになった。だが108周目に秋吉選手が130Rでクラッシュし、再スタートできたものの戦線離脱。代わってトップに立ったのは昨年の覇者でもある#634 MuSASHi RT HARC-PRO。そのまま安定した走りでトップをキープし続け、高橋 巧/レオン・ハスラム/マイケル・ファン・デル・マークという昨年と同じメンバーで臨んだ#634 MuSASHi RT HARC-PROが連覇を達成した。2位は#34ヨシムラ スズキ シェル アドバンス、3位には#17 Team KAGAYAMA & Verityが入った。
今年、特に注目を集めていた#12 レジェンド オブ ヨシムラ スズキ シェル アドバンス(ケビン・シュワンツ/辻本 聡/青木宣篤組み)はスタートしてから5周目に転倒し、リタイヤ。22年振りの参戦となった#87 Team GREEN(柳川 明/渡辺一樹/藤原克昭組み)は、一時2位まで浮上したものの、その後の転倒などが影響し、12位でチェッカーを受けた。
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