PROクラスHEAT1
今大会、事前にエントリーを済ませていた前大会終了時ランキング3位の#7森田一輝だったが、残念ながら大会直前になり諸般の事情で欠場、チャンピオン2連覇を狙う#1佐合潔にとって今大会を制するのにまた一歩近づいた。
ポールポジションは佐合、スタート後、佐合、#16赤嶺涼太、#84松本康、#4三苫進、#3金児隆太、#14長谷部高則のオーダー。
地元チーム「KTMレーシング福山」の所属で、期待を一身に集める赤嶺だったが、3周目の第一ダート入口すぐの直角コーナーで転倒、2位を松本に明け渡してしまう。
その後6位でレースに復帰するもその後ズルズルと後退してしまった。
この日、このコーナーは全クラスを通じて鬼門となり、数多くのライダーがその餌食となった。
三苫、長谷部と熾烈な3位争いを繰り広げていた金児隆太もその一人で、8周目に転倒、マシンを痛めながらもピットまで戻るが、マシンはレース時間内の修復は難しく、そのままリタイヤとなってしまった。これで楽になった佐合だが、手を緩めることなくさらに後続を引き離し、ブッチギリで勝利を飾って20ポイントを獲得、シリーズチャンピオン獲得がさらに磐石のものとなった。
2位は、そのまま松本、三苫、長谷部、#19大西健太郎の順。
さらに6位にはレース序盤で一旦コースアウトし、順位を大きく下げたが、その後、怒涛の追い上げで順位を挽回、最終ラップ、ゴール手前で前走者をかわして逆転した#5増田智義が入った。