moto1PRO FINAL HEAT1
開幕戦では精彩を欠いた#1佐合 潔がタイムアタックでのトップタイムを叩き出し、決勝HEAT1のポールポジションを獲得。 スタートでも第1コーナーに最初に飛び込む。 続いて#5増田"JAWS"智義、#3金児"RYUTA"隆太、#7森田"IKKI"一輝、#84松本"YASSY"康、と続く。
グリッド2列目に位置した#4三苫 進はスタートのミスで出遅れて#21五十住 洋祐、#16赤嶺 涼太、#20小野 一馬に先行され背中には#17天野 拳が張り付く苦しい位置に。1周目のダート・セクションで早くも順位に変動が出る。 テーブルトップ・ジャンプへイン側のラインを取った金児リュータのアウト側バンクから森田が仕掛けて空中で前に出るパッシング。
そして、続く180度ターンからの加速で三苫が小野をパスしてポジションを上げる。
レース中盤のダートで増田が佐合との間合いを詰めるが、一瞬バランスを崩した瞬間に森田が並び加速で前に出て2位にポジションを上げる。その隙に佐合が差を広げて独走体制に入る。
レース終盤で序々にペースが落ちてきた金児リュータを松本が捉えてパッシング、4位のポジションでレースを終えた。 三苫も赤嶺と五十住をパスして金児リュータを射程距離に捉えるも追いつくには至らず6位でチェッカーフラッグとなった。
現場で交換したブレーキのフィーリングに馴染めず最後列スタートとなった#12坂牧 隆夫は堅実に10位まで順位を上げた。
moto1PRO FINAL HEAT2
スタートから、ほぼヒート1の順位のまま全車2コーナーまで抜けるが、3コーナーでアウト側からポジションアップを狙った五十住がバランスを崩して転倒寸前になりながら小野の前に出て8位にポジションを上げる。
そのすぐ後では金児リュータの実父、#13金児 伸二が天野と激しくぶつかり合いながらサイド・バイ・サイドでのコーナーリングを重ねてポジションを死守。 そして、その間髪を縫って坂牧が2台を一気にパスして9位に上がる。
序盤ではトップを独走状態だった佐合との差を周回を重ねる毎に縮めて背中に張り付く増田が2位のポジションをキープ。
3位には金児リュータが位置して、後に続く森田、松本、三苫と激しいセカンドグループの争いを続けていたが、レース中盤のダート入り口で森田が激しい転倒を喫し、松本がラインをふさがれる形となり、三苫が難なく4位にポジションを上げる。
この転倒から再び走りだす事が出来ずに森田はヒート2をリタイヤとなった。
そしてペースを上げて金児リュータを追う三苫は終盤のダートセクションでラインを変えてのパッシングに成功するが、2位の増田に追いつくには至らず、3位でレースを終えた。
レース終盤にかけて背後で激しいプッシュを仕掛ける増田をかわした佐合が両ヒートをポール・トゥ・フィニッシュで第2戦の勝利を飾った。
中盤まで三苫の背後で7位を走っていた赤嶺はトラブルで最下位まで順位を落としたが10位まで順位を戻してチェッカーをくぐった。
終盤までもつれた金児 伸二と坂牧の争いは、金児が抑え切り8位でレースを終えた。