(株)アライヘルメット (株)アールエスタイチ (株)三幸産業 (株)ホンダ開発 日本特殊陶業(株) 南海部品(株) (株)ヨシムラジャパン 住友ゴム工業(株) (有)アイ・ファクトリー (株)チームマリ (有)ハルクプロ 56 design 48富沢 (順不同・敬称略)
最終戦を迎えたMFJレディースロードレース。汗ばむほどの快晴のなか、好スタートを切ったのはポールシッターのNo.22橋本 翼選手。それをNo.27石井千優選手、No.56名越友紀選手が追う。石井選手や名越選手は必死に橋本選手を追うも、その差はなかなか縮まらない。その後方ではNo.13岡 くる美選手、No.67保坂綾乃選手、No.87遠藤花純選手が4位争いを繰り広げる。トップの橋本選手はその後も順調に周回を重ね、後続を引き離して独走状態。優勝を飾るとともにシリーズチャンピオンを決めた。2位には石井選手、3位には名越選手。4位争いは岡選手が制し、何度か順位を入れ替えたものの5位は保坂選手、6位には遠藤選手が入った。
2013年のレディースロードレースは終了したが、来年も開催する予定なのでレースに参戦してみたい、サーキットを走ってみたいと思っている女性ライダーはぜひ参加してほしい。
「今回はスタートから逃げ切って勝ちたいと考えていたので、それが上手くいって良かったです。第2戦で負けてしまったので、優勝できて、そしてチャンピオンになれてとても嬉しいです。今日はホームコースで一緒に走っている人や友人たちが応援にきてくれていたので、絶対に勝たなきゃと思っていました。みなさん応援ありがとうございました」
「優勝できなくてとても悔しいですが、橋本選手は速かったです。練習でタイムがバラバラだったので、今後は一定のタイムを出せるように頑張りたいと思います。来年はステップアップするかもしれませんが、こうしてレースに参戦できたのは応援してくれる人たちのおかげです。ありがとうございました」
未来のスターライダーを目指すティーンエイジャーが出走するルーキーズカップ(R)と、MFJレディースロードレース(L)が混走の形で行われた。真っ先に1コーナーへ入ったのはポールシッターのNo.27石井千優(L)。対してNo.70松本直樹(R)がトップを奪って1周目を終了した。以後は松本を先頭に、No.56名越友紀(L)、石井、No.72遠藤慈生(R)、No.22橋本翼(L)の5台がトップグループを形成し、一団となって激しいドッグファイトを展開する。この中で松本が先頭に立って集団を引っ張る一方、2位を争う名越と石井のガールズファイトは激しさを増す。橋本と遠藤は集団の後方につけてチャンスを伺う。この5台によるバトルは最後まで続き、一団のままゴールラインに飛び込んだ結果、優勝はルーキーズクラスの松本が獲得した。2位の座は最終ラップの逆転で石井が手にするとともにレディースクラス優勝となった。名越は2位と同タイムながら3位に終わり悔し涙を隠さなかった。4番手は橋本。遠藤はやや遅れて5番手でゴールした。そして出走21台の全車が完走して今年の全日本筑波大会を締めくくった。
2013年度のレディースロードレースも残すところ後1戦。次回、第3戦は9月14日(講習会は9月6日)を予定している。